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カナダは治安の良さ、多文化社会、教育水準の高さから、世界中の若者に人気の滞在先です。語学留学、Co-op(コープ)留学、ワーキングホリデーといった多様な選択肢があり、それぞれに必要なビザや入国手続きが異なります。
正しい情報を理解し、計画的に準備することが成功の第一歩です。
ここでは、ビザと入国手続きに焦点を当て、語学留学・Co-op留学・ワーホリ
ごとにビザの要件、申請手順、eTA(電子渡航認証)との違い
、そして入国審査をスムーズに通過するための方法
まで詳しく解説します。
この記事を読んで分かること
- 語学留学・Co-op留学・ワーキングホリデーの違いが理解できる
- 各制度に必要なビザと申請手続きの流れについて
- 入国審査や滞在中の注意点を事前に把握できる
語学留学に必要なビザと入国手続き

カナダの語学学校は、英語力の向上や国際交流を目的とする学生に広く選ばれています。滞在期間によって必要な許可証が異なるため、まずは「6ヶ月未満」と「6ヶ月以上」で区別することが重要です。滞在期間と通学期間の区分 を正しく理解することが、適切な手続きを進めるための第一歩となります。
短期留学(6ヶ月未満)の場合
カナダは日本を含むビザ免除国からの渡航者に対し、観光目的での入国時にeTA(電子渡航認証)の取得を義務付けています。短期語学留学の場合は学生ビザは不要で、観光ビザのステータスで最長6ヶ月まで就学が可能です。
eTAの特徴
- ビザではなく「渡航認証」扱い。
- オンラインで簡単に申請でき、通常数分〜数時間で承認。
- 有効期間は5年間またはパスポートの有効期限まで。
滞在中の制限
- 就労は不可。アルバイトやインターンは認められない。
- 滞在延長を希望する場合は、観光ビザへの切り替えが必要。
- 語学学校に通えるのは最長6ヶ月まで。
短期留学は「英語力を集中的に伸ばしたい」「休学期間を利用して海外経験を積みたい」といった目的に適しています。
長期留学(6ヶ月以上)の場合
6ヶ月以上の語学留学では、学生ビザ(Study Permit)とeTAの取得が必須です。申請には入学許可証や資金証明、バイオメトリクス登録など複数のステップが必要になります。入国審査では渡航目的や資金、帰国意思を明確に説明できる準備が求められます。
申請要件
- DLI(Designated Learning Institution:指定学習機関)への入学許可証(LOA)を保有していること。
- 滞在期間中の学費・生活費を賄える資金証明があること。
- 学業終了後にカナダを出国する意思があること。
- 犯罪歴がなく、必要に応じて健康診断を受けていること。
申請に必要な書類
- 入学許可証(LOA)
- 資金証明(銀行残高証明書、奨学金証明など)
- 有効なパスポート
- 証明写真(規定サイズ)
- 家族情報フォーム
- 渡航目的の説明書(Letter of Explanation)
申請の流れ
申請は次のステップで進みます。各段階で必要な書類や準備が異なるため、順序を理解して計画的に進めることが大切です。
- 学校選定とLOA取得
- DLI(指定学習機関)を選び、入学手続きを行い、入学許可証(LOA)を受け取ります。
- オンライン申請準備
- 必要書類(LOA、資金証明、パスポート、証明写真、説明書など)を電子化し、IRCCポータルでアカウントを作成します。
- 申請と料金支払い
- 申請書を入力し、申請料(150CAD程度)を支払い提出します。
- バイオメトリクス登録
- 指紋・顔写真をVAC(ビザ申請センター)で登録します。東京または大阪のVFS Globalビザ申請センターで申請できます。これが完了しないと審査が進みません。
- 審査結果受領
- 承認されると「POE Introduction Letter」が届きます。
- カナダ入国審査
- 空港で審査官に必要書類(POE Letter、LOA、資金証明など)を提示します。 問題がなければその場で Study Permit が発行されます。
入国審査の流れ
- POE Introduction Letterを提示します。
- 審査官が渡航目的・資金・帰国意思を確認します。
- 問題がなければその場でStudy Permitが発行されます。
長期留学は本格的に英語力を伸ばしたい人や、カレッジ・大学進学を視野に入れている人に適しています。ただし申請手続きが複雑で時間がかかるため、出発予定日の3〜4ヶ月前から準備を始めることが推奨されます。
滞在中の注意点
語学留学の学生ビザでは、原則として就労は認められていません。 許可証の「Conditions」欄に就労不可の旨が明記されるため、アルバイトやインターンはできません。
また、学校を変更する場合は必ずIRCC(移民・難民・市民権省)へ報告し、ステータスを更新する 必要があります。これを怠るとビザ条件違反と見なされる可能性があるため注意が必要です。

学習を継続したい場合は有効期限の90日前までに延長申請を行う必要があります。延長申請では新しい入学許可証や資金証明、成績証明書などが求められるため、余裕を持って準備しましょう。
カナダ留学に興味がある方は、まず情報収集からお気軽に始めてみてください。
Co-op留学に必要なビザと入国手続き

Co-op留学は、語学学習に加えて専門分野の授業とインターンシップを組み合わせたプログラムです。学んだ知識を実際の職場で活かすことができるため、キャリア形成を目指す学生に人気があります。
学習と就労が一体となった制度のため、ビザ要件も通常の語学留学とは異なります。
申請要件
Co-op留学では、学生ビザ(Study Permit)に加えてCo-op Work Permitが必要です。これは学習プログラムに組み込まれた就労を合法的に行うための許可証です。両方の許可証を取得することで、学習とインターンを安心して進めることができます。申請資格としては、DLI認定校からの入学許可証を取得していることに加え、そのLOAにインターンが含まれていることが明記されている必要があります。
滞在中の学費や生活費を賄える資金証明が求められるほか、インターンの内容によっては健康診断や無犯罪証明書の提出が必要になる場合があります。これらを満たすことで、学習と就労を合法的に進めることが可能となります。
申請に必要な書類
- DLI認定校からの入学許可証。プログラムにCo-op(インターン)が含まれていることが明記されている必要があります(LOA)
- 学費・生活費を賄える資金証明
- 有効なパスポート
- 証明写真(規定サイズ)
- 家族情報フォーム
- 渡航目的の説明書(Letter of Explanation)
医療系・教育系インターンの場合は健康診断、過去に長期滞在した国がある場合は無犯罪証明書が必要になる場合があります。
申請の流れ
Co-op留学は学習とインターンがセットになっているため、学生ビザに加えてCo-op Work Permitの申請が必要です。申請は以下のような段階を順を追って進みます。各ステップで求められる書類や確認事項があるため、余裕を持って準備することが成功の鍵となります。
- 学校選定とLOA取得
- DLI(指定学習機関)を選び、入学手続きを行い、入学許可証(LOA)を受け取ります。
- オンライン申請準備
- 必要書類(LOA、資金証明、パスポート、証明写真、説明書など)を電子化し、IRCCポータルでアカウントを作成します。
- 申請と料金支払い
- 申請書を入力し、申請料(150CAD程度)を支払い提出します。
- バイオメトリクス登録
- 指紋・顔写真をVAC(ビザ申請センター)で登録します。東京または大阪のVFS Globalビザ申請センターで申請できます。これが完了しないと審査が進みません
- 審査結果受領
- 承認されると「POE Introduction Letter」が届きます。
- カナダ入国審査
- 空港で審査官に必要書類(POE Letter、LOA、資金証明など)を提示します。 空港で審査官に必要書類を提示し、問題がなければStudy PermitとCo-op Work Permitがその場で発行されます。
入国審査の流れ
入国審査では、学習とインターンを行う目的を明確に説明する必要があります。LOAやPOE Letter、資金証明を提示し、審査官に納得してもらうことが重要です。問題がなければその場でStudy PermitとCo-op Work Permitが発行されます。
- POE Introduction Letterを提示します。
- 審査官が渡航目的・資金・帰国意思を確認します。
- 問題がなければその場でStudy PermitとCo-op Work Permitの両方が発行されます。
滞在中の注意点
Co-op留学中の就労は、プログラムに組み込まれたインターンのみが認められています。自由なアルバイトは原則として許可されていないため、生活費を補う目的での就労はできません。学校を変更する場合は必ずIRCC(移民・難民・市民権省)へ報告し、ステータスを更新する必要があります。これを怠るとビザ条件違反と見なされる可能性があるため注意が必要です。

語学留学と同様に、学習やインターンを延長したい場合は、ビザの有効期限が切れる90日前までに延長申請を行う必要があります。延長申請では新しい入学許可証や資金証明、成績証明書などが求められるため、余裕を持って準備しましょう。
カナダのCo-op留学に興味がある方は、まずお気軽にご相談ください。
ワーキングホリデーに必要なビザと入国手続き

ワーキングホリデー(IEC: International Experience Canada)は、最長1年間、語学学習・就労・観光を自由に組み合わせられる制度です。異文化交流を目的とし、一生に一度しか利用できない貴重な機会として、多くの若者に人気があります。カナダでの生活を通じて英語力を高めるだけでなく、現地で働きながら生活費を賄い、旅行や交流を楽しむことができる点が大きな魅力です。
申請要件
ワーホリに参加するためには、IEC Work Permit(就労許可証)
が必要です。これは通常の学生ビザや観光ビザとは異なり、就労を前提とした特別な許可証です。年齢が18〜30歳であることが条件です。さらに、最低2,500CAD以上の資金証明を提出し、滞在期間全体をカバーする医療保険に加入していることが必須となります。犯罪歴がないことも条件であり、必要に応じて無犯罪証明書を提出する場合があります。また、扶養家族を同伴することは認められていません。
これらの条件を満たした上で抽選に参加し、招待を受けることで申請を進めることができます。
申請に必要な書類
- 資金証明
- POE Letter(入国許可証)
- 有効なパスポート
- 証明写真(規定サイズ)
- 海外旅行保険
- 家族情報フォーム
- 帰国便または帰国資金の証明
医療系・教育系インターンの場合は健康診断、過去に長期滞在した国がある場合は無犯罪証明書が必要になる場合があります。
申請の流れ
Co-op留学は学習とインターンがセットになっているため、学生ビザに加えてCo-op Work Permitの申請が必要です。申請は以下のような段階を順を追って進みます。各ステップで求められる書類や確認事項があるため、余裕を持って準備することが成功の鍵となります。
- プール登録
- オンラインでプロフィールを作成し、希望者リストに登録しま。
- ITA受領
- 抽選で選ばれると招待状が届きます。
- 申請書類提出
- 資金証明、保険証明、無犯罪証明書などを提出します。
- バイオメトリクス登録
- 指紋・顔写真をVAC(ビザ申請センター)で登録します。東京または大阪のVFS Globalビザ申請センターで申請できます。これが完了しないと審査が進みません
- 審査結果受領
- 承認されると「POE Introduction Letter」が届きます。
- カナダ入国審査
- 空港で審査官に必要書類を提示し、問題がなければ、IEC Work Permitが発行されます。
入国審査の流れ
ワーホリは就労を前提とした制度のため、入国審査では「働きながら滞在できるか」「資金や保険が十分か」が確認されます。
- POE Introduction Letterを提示します。
- 資金証明(最低2,500CAD)、保険加入証明を提出します。無犯罪証明書が必要な場合があります。
- 審査官が渡航目的・資金・帰国意思を確認します。
- 問題がなければその場で IEC Work Permit が発行されます。
滞在中の注意点
ワーキングホリデーの場合は、他のビザと比べて自由度が高いのが特徴です。フルタイム勤務が可能で、職種や雇用形態に制限はほとんどありません。ただし、語学学校に通えるのは最長6ヶ月までであり、長期的な学習を目的とする場合には不向きです。また、滞在期間全体をカバーする医療保険への加入が義務付けられているため、保険の更新や管理を怠らないことが重要です。

ワーホリは一生に一度しか利用できない制度のため、延長は認められていません。そのため、滞在計画を事前にしっかり立てておく必要があります。
留学やワーホリに関心を持った方は、まずはお気軽にご相談ください。
バイオメトリクスの提出時の注意点
ビザ申請センターへの 事前予約が必須です。
必要書類が準備できたら、以下の公式ページから予約してください。
VFS 来館予約ページ
制度比較まとめ:あなたに合うのは?
留学の目的や期間によって必要な制度は異なります。ここでは「語学留学」「ワーキングホリデー」「Co-opプログラム」を比較し、自分に合った選択肢を見つけるための参考にしてください。
| 制度 | 特徴 | 必要書類 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 語学留学(短期) | 6か月以内の就学 観光ビザやeTAで入国可能 | パスポートのみ | 英語を短期間で集中して学びたい人 |
| 語学留学(長期) | 6か月以上の就学 Study Permitが必要 | LOA 資金証明 パスポート 証明写真 家族情報フォーム 渡航目的の説明書 | 本格的に英語力を伸ばしたい人 |
| Co-op留学 | 就学+就労がセット キャリア形成に直結 | LOA 資金証明 パスポート 証明写真 家族情報フォーム 渡航目的の説明書 | 実務経験を積みながら英語を学びたい人 |
| ワーキングホリデー | 就労許可証を取得し、働きながら学べる | LOA(通学する場合) 資金証明 パスポート 証明写真 海外旅行保険 家族情報フォーム 渡航目的の説明書 | 学びと仕事を両立したい人 |
制度ごとに必要な書類や特徴を比較することで、自分に合った留学スタイルが見えてきます。もし「どれが自分に合うか分からない」「必要書類の準備に不安がある」と感じたら、ぜひ無料相談をご利用ください。あなたの目的に合わせた最適な制度選びをサポートします。
自分に合った制度を見つけるために
カナダで利用できる三つの制度を比較すると、語学留学は学習に専念できるスタイル、Co-op留学は学習とインターンを組み合わせてキャリア形成につなげるスタイル、そしてワーキングホリデーは就労・学習・観光を自由に組み合わせられる柔軟なスタイルと位置づけられます。いずれの場合も入国審査ではPOE Letterの提示、資金証明、帰国意思の確認が共通して求められますが、発行される許可証の種類や滞在中の条件は制度ごとに異なります。そのため、自分の目的に合った制度を選ぶことが何より重要です。
滞在を成功させるためには、事前に十分な準備を行い、入国審査をスムーズに通過し、滞在中はビザ条件を守ること が不可欠です。
目的に応じた選択を行うことが、充実したカナダ生活への確かな一歩となるでしょう。
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