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フィリピン留学をする際に治安が気になる方もいるかもしれません。
また、事件に巻き込まれたと周りから話を聞いた方もいるでしょう。
そこで今回は、フィリピンで多く起きている事件やそれに対する注意点や対策をご紹介したいと思います。
以下に実際に起こりやすいトラブルとその対策をまとめましたので。事前に知っておくことで、安心してフィリピン生活をスタートできます。
フィリピンの犯罪率や各エリアの治安
2022年におけるフィリピン全国の犯罪発生件数は、フィリピン国家警察(Philippine National Police/PNP)の統計によれば約38万件に達しています。日本との比較では、強盗は約4倍、殺人は約6倍、不同意性交は約5倍と、いずれも高い水準であることがわかります。これは、渡航や留学を検討する際に治安情報として注意すべき点といえるでしょう。
データ参照元:外務省海外安全ホームページ 犯罪発生状況、防犯対策
各エリアの治安について
外務省海外安全ホームページでは、フィリピンの治安を「レベル1〜3」と地域別に分類しています。
レベル2:不要不急の渡航中止
レベル1:十分注意
それぞれのレベルは、現地の情勢に応じた注意喚起の目安となっており、渡航前には最新情報の確認が推奨されています。それでは地域別の危険レベルを見てみましょう。
地域 | 危険レベル |
---|---|
バギオ | レベル1:十分注意してください |
クラーク | レベル1:十分注意してください |
マニラ | レベル1:十分注意してください |
セブ | レベル1:十分注意してください |
ダバオ | レベル1:十分注意してください |
これらの都市はすべて、フィリピン留学で人気の高いエリアであり、外務省の危険情報では「レベル1(十分注意)」に分類されています。ただし、ダバオは隣接する地域に「レベル3(渡航中止勧告)」のエリアがあるため、周囲の情勢にも注意を払いつつ、基本的な安全対策を心がけることが大切です。
データ参照元:外務省海外安全ホームページ フィリピン 危険・スポット・広域情報
留学生が巻き込まれやすい犯罪3選
セブ島は美しい海と暖かい気候の上、英語を学べる環境が整っていることから、日本人留学生に人気の留学先です。しかし、海外である以上、日本とは異なる治安リスクがあります。
特に外国人や日本人は観光客として見られるため、トラブルや犯罪のターゲットになりやすいです。現地の事情を知らず、平和ボケして油断していると、思わぬ被害に巻き込まれる可能性があるので注意しましょう。以下のグラフは犯罪件数を表しています。
データ参照元:フィリピンの治安が改善傾向、背景に所得向上-日本経済新聞
このグラフからは、フィリピンの犯罪件数が年々減少していることが分かります。治安は少しずつ改善されているものの、決して油断は禁物です。特に外国人を狙ったスリや詐欺などの軽犯罪は依然として発生しており、基本的な防犯意識を持つことが大切です。安全な留学生活を送るためにも、常に注意を払って行動しましょう。
そこで、ここではセブ島で留学生が実際に遭遇しやすい事件・トラブルを3つ紹介いたします。フィリピン留学を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
1.スリ、ひったくり、置き引き
フィリピンで1番多いのはスリ、ひったくり、置き引きです。
日本に住んでいる皆さんは、普段安全な国に住んでいるため、スリなどの心配をせず快適に過ごしていると思います。しかし、やはりフィリピンとはいえ、異国の地ですので、治安は日本と比べて悪いです。日本では、ポケットに財布を入れて過ごしても何も問題ないですが、フィリピンではポケットに貴重品を入れて過ごすことは危険行為です。
日本では自分の荷物を置いてその場から離れても、盗まれることはほぼないと思いますが、フィリピンでは荷物を置いたまま移動すると、すべて物は残っていないでしょう。一瞬にして取られます。
ついつい自分の荷物から目を離して、ついて早々、財布やパスポート、スーツケースなど空港で無くさないようにしましょう。
2.強盗
日本人にとって強盗はなじみがないかもしれませんが、フィリピンでは多く起こる事件です。強盗の中でもバイクタクシー強盗がフィリピン留学で多く起こります。
バイクタクシーとは普通のバイクの後ろに乗せてもらい、好きな目的地へ連れて行ってくれる、タクシーのバイク版です。
渋滞が多いセブではバイク移動が快適とされますが、バイクタクシーは免許や届け出もなく個人でやっているものになりますので、タクシーとは別物です。
ただのバイクとバイクタクシーの見分けはつかないので注意してください。
また、驚くことに運転免許さえ持っていないバイクドライバーの可能性もありますので、危険な運転をする人もいます。
そして一番怖いとされているのが、拳銃を持ったバイクタクシーです。バイクタクシーに乗った後、人目につかないところに連れていかれ、金品を要求されます。
金品を渡したとしても、体を撃たれる可能性がありますので、バイクタクシーは絶対に使わないでください。
3.ドラック、大麻
フィリピンでのドラックの使用は厳しく禁止されています。
違法薬物に対して、非常に厳しい取り締まりがあり、少量の所持や一度の使用でも逮捕、長期の収監、国外退去になるなど、外国人であっても一切の例外はありません。ドラック使用が学校にばれた場合も即退学扱いになります。
ちょっとだけならという軽い気持ちが、人生を棒に振るう結果を招きます。
多い手口としては、学校から出てきたところを声かけられ、ドラック使用を勧められます。そして使用しているところを写真で撮り、学校にばらすと脅し、お金を要求してくる手口ですので、気を付けましょう。
治安が悪い地域があるものの留学生が死亡する事件はない

Q.セブで死亡事故はあった?

A.過去にセブ島で日本人留学生が死亡したという事件は報告されていません。外務省の報告によると日本人がテロ組織に狙われるような事件は起きていないと発表されています。
多くの語学学校では安全管理に力を入れており、外出の際には外出届けを提出するルールがあるなど、生徒の安全を配慮しています。現地スタッフが常駐しており、日本人スタッフもいる学校もありますので、安心して留学生活を送ることができます。
とはいえ、海外である以上、日本と同じ感覚で行動するのは危険です。特に、観光客や留学生を狙ったスリ、ひったくり事件などには注意が必要です。海外安全ホームページやニュースの報道から最新の治安情報を定期的に入手するように務め、十分な安全対策を心掛けるようにしましょう。
データ参照元:外務省海外安全ホームページ フィリピン テロ・誘拐情勢
留学がおすすめできない治安の悪い地域
フィリピン在住者によると、フィリピンの南部に位置するダバオは少し危険地域にあたるそうです。武装勢力集団が住んでいる傾向があり、昔によく戦争が行われていた過去があったことを現地の人は懸念しているそうです。
ダバオに留学を検討されている方は、渡航前に最新の治安情報を確認し、現地での安全対策を徹底することをおすすめします。特に、夜間の外出や人通りの少ない場所への移動は避けましょう。
治安の良い地域はCEBU!
セブは留学初心者の方にもおすすめする地域です!セブは観光地なので、セキュリティーがしっかりとした建物や外国人観光客にも慣れている場所が多いです。例えば、ショッピングセンターへ入る際は、警備員による荷物チェックが行われるなど、セキュリティー対策がされています。また、ほとんどの語学学校に24時間体制で警備員が常駐していたり、門限が決まっているなど、セキュリティがしっかりとあります。
これらのことから、セブ留学は特に女性や、海外初心者の方におすすめです!
治安がいいエリア(セブ)のおすすめの留学先
ここでは、セブ島にあるおすすめの語学学校を3つご紹介いたします。それぞれ特徴がありますので、自分に合った学校を選びましょう。
3D Academy
セブ島にある3D ACADEMYは、生活に必要なものがすべて徒歩圏内で手に入り、観光にも便利な抜群の立地で、快適な留学生活を実現できます。料金は他校と比較して非常にリーズナブルで、食事や洗濯などのサービスもすべて料金に含まれています。開校以来、一貫してスピーキングに特化した「実践的な英会話学習」を提供しており、厳しい採用・評価基準を満たした講師たちが、優れた指導力でレッスンを行っています。
3D Academyの学校詳細を見てみる
Howdy English Academy
Howdyは年間の休校日がたったの4日と非常に少なく、授業の実施率は98.9%を誇ります。祝日や祭日に追加料金がかかることはなく、土日もオプションで授業を受けることが可能です。担任制度を採用しており、学習面だけでなく健康や生活に関する相談にも親身に対応しています。徒歩圏内にはショッピングモールがあり、デパートも併設されているため、親子で快適に学べる環境が整っています。
GLOBAL LANGUAGE CEBU
GLOBAL LANGUAGE CEBUは、国際基準とされるCEFRレベルをカリキュラムに導入しており、講師のうち約15%がケンブリッジ大学認定のCELTA資格を保有している語学学校です。
トレーニングプログラムは、学習者が能動的かつ効率的に学べるように設計されています。
主にアジア圏の留学生が多いですが、ロシア、ヨーロッパ、南米、中東など、その他の地域からの学生も一定数在籍しています。
防犯対策をしっかりと理解しよう!
ここではフィリピン留学中に注意するべき点と実際にできる防犯・安全対策について詳しくご紹介します。現地で安心して学び、充実した留学生活を送るためにも、ぜひ目を通しておきましょう。
1.高価なもの(ハイブランドや高価な時計)をもっていかない
留学中におしゃれをしたい気持ちも分かりますが、ハイブランドや高級時計をしていると、確実に狙われます。お金を持っていると思われるとカツアゲやスリに合うリスクが上がりやすいので注意しましょう。
スリやカツアゲに合わないようにするためにもハイブランドなど高価なものは着用しないようにすると安心です。。
映画の世界のようなお話ですが、高額な物を身に着けてる場合、切り落としてまで持っていく人が現実世界に実在するので、高価そうにみえるものはフィリピンではつけないことをおすすめします。
2.財布や携帯はポケットに入れない
落とし物や無くし物は日本のように出てきません。
タクシーでうっかり落とし物をしても返ってくることはまずないでしょう。
特に後ろポケットに財布やスマホを入れず、必ずチャックのあるバックにしまうと安心です。ないようにしましょう。
3.ファスナーがついているバックを使用する
バックが開いているとスリやひったくりに狙われやすいです。
ファスナーのついている鞄であれば、被害にあうリスクが減り、安全対策になります。
貴重品の管理はしっかり行いましょう。
4.荷物は常に肌身離さない
どこへ行っても荷物は絶対に置きっぱなしせず、肌から離さずに行動しましょう。
空港はもちろん、ショッピングモールやフードコートなどで、トイレに行く際など、荷物は必ずもっていきましょう。
日本と違い、椅子やテーブルに置いてトイレ等に行くと、帰ってきたころにはあなたの荷物はないでしょう。
学校内でも油断しないように、パソコンなどの貴重品は置きっぱなしにしないようにしましょう。置きっぱなしにすることが習慣になってしまうと、外出先やカフェなどでも同じことをやってしまうので、常に注意しましょう。
荷物を取られ、ひったくるやつが悪いと思う方もいるかもしれませんが、すべて自己責任です。荷物を置いていったあなたに責任がありますので、荷物から目を離さないように生活することをおすすめします。
5.持ち歩く荷物は常に少なく
外出時は必要最低限の荷物で移動しましょう。大きな荷物やカバンを持っているとスリや置き引きにあうリスクも高まります。特に初めて訪れる場所や人が多いエリアでは、軽装で行動することが安全対策になります。クレジットカードは一枚だけ持ち歩き、他は鍵付きのスーツケースなどにしまい保管しておくのが安全です。
大きなリュックなどは、モールやスーパーに持ち込みできない可能性もあります。
その際は、カウンターに預けますが、セキュリティがないため、預けることがないよう常に荷物は少なめにするのが良いでしょう。
6.バイクタクシーに乗らない
自分は大丈夫と油断していると、命に危険が及びます。事件に巻き込まれないようにするためにも、バイクタクシーは絶対に使用しないのが安全策です。
学校側からも現地でオリエンテーション時に説明があるかもしれませんが、充実して安全にフィリピン留学を終えるためにも、バイクタクシーには乗らないのが安心です。
また、バイクタクシーで転倒などの事故に遭っても、日本の海外保険は適応外です。
診察や入院代の高額な医療費は全て自己負担になりますので、バイクタクシーは何があろうと乗らないことをお勧めします。
万が一、強盗などの事件に巻き込まれた際は、決して抵抗せず、所持金などはすべて渡すようにしましょう。何よりも大切なのは自分の命を守ることです。安全を最優先に行動してください。フィリピンは銃社会であることを忘れず、行動しましょう。
7.話しかけてくる人に注意する
いろいろな事件に巻き込まれないようにするためにも気軽に話しかけてくる人には注意しましょう。相手はお人好しな日本人を狙って声をかけてきています。
特に日本語を話せる人には要注意です。
8.家についていかない
外で人と話す分には構いませんが、場所を変えて家に来ないかという誘いがあったりした際は必ず断りましょう。危険ですので、用事があるといって帰ることでトラブルを防ぐことができます。
フィリピン留学経験者の声
フィリピンは、危険だからと親に反対されている方もいるかもしれません。
特に女の子1人で海外に留学するのは安全面で不安と思っている方もいるかもしれません。
ここでは実際にフィリピンに留学した方のエピソードをシェアしていきます。

1年前にフィリピン留学を経験しました。
実際に私も親からフィリピンに行くことを猛反対され、フィリピン以外の国に行くように言われていました。
しかし、費用も手軽なフィリピンに惹かれ、どうしてもフィリピン留学がしたいと伝え、親の許可を得ることができました。
行ってみた感想としては全く怖い場所ではなく2カ月の滞在中一度も命の危険を感じたことはありませんでした。
街中でも財布を落としましたが、後ろの現地の女性が、財布落としたよ。と財布を拾ってくれました。親切な方もいる国です。
過剰にフィリピンに対して心配する必要はないと思いました。
セブは本当に楽しくて一生の思い出になったのであなたにもぜひセブ島を経験してほしいです!
まとめ
フィリピン留学に不安を感じる方もいるかもしれませんが、基本的な安全対策を心がけることで、安心して過ごすことができます。実際に多くの留学生がトラブルなく楽しい時間を過ごせていて、前向きな声も多く寄せられています。学校のルールを守り、危険な行動を避ける意識を持つことで、フィリピンで安心して学び、生活できます。費用面や学習環境の魅力も大きいフィリピン留学、ぜひ体験してみませんか?
まずはお気軽にご相談ください!
サポート経験豊富なスタッフが丁寧に対応いたします。