フィリピン留学の費用：1ヶ月でどれくらいかかる？費用相場と生活費について

フィリピン留学の魅力

フィリピン留学の魅力を知ることで、なぜ多くの学生がこの地を選ぶのかが分かります。費用の面だけでなく、授業スタイルや生活環境、国民性など、色々なポイントをご紹介します。以下にフィリピン語学留学の主な魅力をまとめました。

費用

フィリピン・セブでの語学留学は、欧米諸国に比べて費用を大幅に抑えられる点が大きな魅力です。
例えば、3ヶ月間の留学費用はおおよそ400,000円〜900,000円程度で済みます。
一方、カナダのバンクーバーでは約1,200,000円〜1,800.000円、オーストラリアのメルボルンでは約90,000円〜1,600,000円、アメリカ・ハワイでは約700,000円〜1,500,000円、ニュージーランドのオークランドでは約700,000円〜1,200,000円、イギリス・ロンドンでも約450,000円〜1,200,000円が相場となっており、フィリピン留学は非常にコストパフォーマンスに優れていることがわかります。

授業スタイル

1日5〜7時間のマンツーマン授業で集中的に学べます。グループ授業では実現できない「自分のための時間」を持てるため、先生に質問しやすい環境です。苦手分野を納得がいくまで対策でき、苦手を克服できます。ほとんどの講師はは明るく親しみやすい雰囲気なので、学習に対するモチベーションも維持しやすいです。

滞在スタイル

外部ホテルやコンドミニアムも利用可能ですが、語学学校には学生寮が併設されていることが多く、通学の手間がありません。そのため、安心・安全な環境が整っています。
寮ではルームシェア（1〜4人部屋）が一般的で、他国の留学生とルームメイトになると異文化交流も楽しめます。
プライベート空間を重視する方は、値段はルームシェアよりも高くなりますが、一人部屋をおすすめします。

食事

食事つきプランで校内で提供される「1日3食」が一般的です。放課後や週末には外食も楽しめ、日本食、韓国料理、イタリアンなどがあります。

英語環境

英語が公用語の一つとして定着しており、日常生活の中でも英語を使う場面が多いです。学校によっては国際的な教育資格を持つ講師も在籍しており、質の高い授業が受けられます。

気候

一年を通して温暖な気候です。室内では冷房が強く効いていて、寒い場合があるため、羽織りものや長袖シャツを1〜2枚持っていくと快適に過ごせます。

国民性

温かく、フレンドリーで親切な人が多いです。家族を大切にし、ホスピタリティ精神が強いのがフィリピンならではの特徴です。

治安

学校の施設周辺や観光地エリアは比較的安全です。ほとんどの学校は防犯体制が整っており、24時間体制でガードマンが常駐している施設も多く、関係者以外は建物に入れないようになっています。
ただし、海外生活では基本的な防犯意識（夜道を一人で歩かない、貴重品の管理など）は常に持っておくことが大切です。

通信環境

フィリピンでは、現地の空港やショッピングモールなどでプリペイドSIMカードが安価に購入できます。学校内にはWiFiが設置されています。

ビザ

30日以内の短期留学であれば、日本国籍の方はビザ不要（観光ビザで入国可能）です。
30日を超える場合は、現地でビザの延長手続きを行うことができます。学校がサポートしてくれるケースが多いため、初めての方でも心配はいりません。
また、SSP（特別就学許可証）など、フィリピン独自の制度についても事前に確認しておくと安心です。

フィリピン語学留学は短期間で集中して英語力を伸ばしたい方や、費用を抑えながら留学をしたい方にとってぴったりの留学先です。学費・生活費のコスパが良いだけでなく、温かい国民性と英語環境で充実した留学生活を送ることができます。

フィリピン留学の費用目安

2025年の留学費用は、2024年よりも高い傾向にあり、円安、フィリピン内の物価高などが影響しています。

こちらは航空券や海外保険も含まれた全体費用の目安です。学校やコースにより値段は変動いたします。
次は学費、寮費以外に、どのような費用がかかってくるかを具体的に見てみましょう。

学費・寮費以外の費用目安

フィリピン留学では、学費や寮費以外にも様々な費用が発生します。現地での生活費や航空券、旅行保険など、見落としがちな出費も考慮しておくことが大切です。以下は、1ヶ月間の費用目安ですのでご参照ください。

費用を抑えるポイントとして航空券は早めの予約やセール時期の予約により節約が可能です。また、現地での生活費も外食やレジャーの頻度を調整することで、さらに費用を抑えられるでしょう。現地費用にはタクシー移動などの交通費、通信費、光熱費、教材費、日用品や交際費などが含まれます。予算をしっかり決めて、留学生活を送るのがおすすめです。

現地費用について

フィリピンでの滞在にあたり、現地の日常生活で必要な費用が発生します。ここでは現地費用について説明します。

交通費

フィリピンの交通費は日本に比べて非常に安価です。ただし、利用する交通手段や移動の頻度によって、かかる費用は変わってきます。ここでは、留学中によく使われる交通手段とその特徴、料金の目安、そして安全に移動するためのポイントについてご紹介します。

タクシー

まず、フィリピンで代表的な移動手段のひとつがタクシーです。タクシーの初乗り料金は約50ペソ（日本円で約130円）で、その後は1kmごとに15ペソ（約40円）程度が加算されていきます。エアコンが完備されており、快適で安全性も高いため、多くの留学生に利用されています。ただし、一部の運転手はメーターを使わずに料金を交渉してくる場合があります。こうしたケースでは、乗車前にメーターを使用するかどうかを確認し、使わない場合は無理に乗車せず、別のタクシーを利用することをおすすめします。

配車アプリ【Grab】

もう一つの移動手段としてGrabという配車アプリの利用をおすすめします。Grabは、日本のタクシーアプリに似たサービスで、乗車前にアプリ上で料金が表示されるため、事前に金額がわかり安心して利用することができます。時間帯や距離によって料金は多少変動しますが、タクシーと比べて少し高くなる場合がある一方で、明朗会計でトラブルが少なく、特に初めての方や女性の一人行動にも向いています。

1ヶ月間の交通費の目安としては、頻繁に外出し、タクシーやGrabを日常的に利用する場合で、おおよそ4,000～6,000ペソ（約11,000～16,000円）を見込んでおくと安心です。外出頻度が少ない方や、徒歩圏内で生活が完結する方は、もう少し安く抑えられるでしょう。

安全に移動するためには、まず安全性と快適さを優先することが大切です。基本的にはタクシーやGrabといった信頼できる交通手段を選びましょう。また、Grabのような配車アプリを使うことで料金が固定され、トラブルのリスクを抑えることができます。移動中は貴重品の管理にも十分注意が必要です。スマートフォンを人目につく場所で使用しない、バッグは体の前に持つなど、基本的な防犯意識を持って行動しましょう。

通信費

フィリピンでの留学生活における1ヶ月の通信費は、選ぶ方法によって大きく異なります。現地のSIMカードを利用する場合は、1,000円程度と非常に経済的です。一方、ポケットWi-Fiをレンタルする場合は、12,000円から20,000円ほどが一般的な目安となります。
どの通信手段を選ぶかは、滞在中のインターネット利用頻度や生活スタイルによって決めると良いでしょう。たとえば、学校の施設内では無料のWi-Fiが利用できることが多いため、モバイルデータの使用を抑えることが可能です。外出先でも頻繁にインターネットを使う場合は、コスト面を考慮して現地のSIMカードを利用するのがもっとも合理的です。
ただし、動画を視聴したり、ビデオ通話を頻繁に行ったりするような使い方をする場合は、通信容量の多いプランや使い放題のプランを選ぶことで、快適な通信環境が維持できます。そのためにも、自分の利用目的に合ったデータプランをしっかり選ぶことが大切です。
現地SIMを使用するには、SIMロックのかかっていないスマートフォンが必要になります。日本から持ち込む場合は、出発前にSIMロックが解除されているかどうかを確認しておきましょう。
自分の生活スタイルに合った通信手段を選ぶことで、快適なインターネット環境を確保しながら、無駄な出費を抑えることができます。

光熱費

フィリピンの語学学校では、現地での生活費の一部として水道代や電気代などの光熱費を別途支払うケースが一般的です。特に電気料金については、フィリピン国内に原子力発電所がないことから、他国に比べて割高になっている点が特徴です。
電気代の計算方法としては、実際に使用した電力量を部屋の人数で割って計算するスタイルが一般的です。そのため、使用量が多くなるとその分費用も高くなります。
1ヶ月あたりの目安としては、光熱費全体でおよそ1,000ペソ（日本円で約2,300円）程度を想定しておくと良いでしょう。部屋の使い方や人数によっても変動があるため、節電を心がけることが節約にもつながります。

教材費

授業で使用する教材費は、現地での支払いとなります。使用するテキストは、入学時に行われるレベルチェックや、受講するコースの内容によって異なるため、同じ学校に通っていても個人によって金額に差が出ることがあります。

また、教材費の計算方法も学校によって異なり、「1冊ごとの料金」を支払う形式のところもあれば、「4週間あたりの定額制」を採用している場合もあります。おおよその目安としては、4週間で1,000ペソ（約2,300円）〜2,000ペソ（約4,600円）程度を見込んでおくと良いでしょう。

日用品

消耗品はフィリピンでは比較的安価に手に入るため、特にブランドなどにこだわりがなければ、現地で購入しても安いです。ただし、到着してすぐに買い物に行けるとは限らず、現地の買い物には予想以上に時間がかかることもあります。そのため、現地に着いてから数日間使用する分の消耗品は、あらかじめ日本から持参しておくと安心です。
また、語学学校によってはトイレットペーパーが備え付けられていない場合も多く、自分で用意する必要があります。トイレットペーパーは1ロールあたり10〜15ペソ程度（約23〜35円）で、学校内の売店や近くの売店などで購入できます。

交際費

1ヶ月のフィリピン留学では、語学学習に取り組むだけでなく、現地での観光やショッピング、外食などの娯楽も楽しむことができます。こうした時間は、異文化に触れる良い機会となり、留学生活をより豊かで充実したものにしてくれます。
日常的な娯楽にかかる費用としては、月におよそ2万円から3万円程度を見込んでおくと安心です。ローカルレストランで気軽に食事を楽しんだり、ショッピングモールや市場で買い物をしたりすることができます。
さらに、休日には観光やアクティビティに出かけることも留学生活の魅力のひとつです。勉強の疲れを癒し、気分転換を図るためにも、ある程度のお小遣いを追加で準備しておくと快適に過ごせます。
例えば、セブ島で人気のアクティビティには、アイランドホッピングやジンベエザメウォッチング、体験ダイビングなどがあります。
これらのアクティビティにかかる費用は、アイランドホッピングで1回あたり約7,000円から10,000円、ジンベエザメウォッチングではおよそ10,000円から15,000円、体験ダイビングも同様に約7,000円から10,000円程度が一般的です。
このように、現地ならではのアクティビティを楽しみたいと考えている場合は、その分の追加予算もあらかじめ考慮しておくことが大切です。滞在をより充実させるためにも、娯楽費やアクティビティ費用を計画的に準備しておきましょう！

旅行保険について

1ヶ月間のフィリピン留学に合わせて海外旅行保険に加入する場合、その費用は選ぶプランや補償の範囲によって大きく変わってきます。一般的には、必要最低限の補償が含まれている基本プランであれば、約12,000円から20,000円程度が相場となっています。こうしたプランには、病気やけがの治療費、携行品の破損や盗難、他人への賠償責任などが含まれるのが一般的です。

一方で、補償内容を手厚くしたプランを選ぶと、保険料はさらに高くなる傾向があります。例えば、家族の現地への救援費用や旅行中止に対するキャンセル補償など、より幅広いサポートが付いたプランでは、20,000円から40,000円ほどかかることもあります。

保険料は年齢や滞在先の医療事情、補償範囲の広さによっても変動します。特に、現地でスポーツやアクティビティを予定している場合には、それらに対応したオプションを付ける必要があり、その分の追加料金が発生する点にも注意が必要です。
留学中の万が一に備えるためにも、自分の滞在スタイルや活動内容に合った保険の選択が大切です。

航空券について

フィリピンへの渡航費を抑えたい場合、多くの方が利用するのがLCC（格安航空会社）による「直行便往復FIXチケット」です。これは、出発地から目的地まで乗り継ぎなしで移動できる直行便で、往復分の航空券がセットになったもので、日程変更やキャンセルができない代わりに、3万円〜6万円ほどと比較的安価に購入できるのが特徴です。
このような料金帯のチケットは、主にセブパシフィック航空やエアアジアといったLCCが提供しており、機内食や受託手荷物などのサービスは必要に応じて追加料金が発生します。その分、基本運賃が大幅に抑えられているため、費用を重視する留学生にとっては非常に利用しやすい選択肢となっています。
一方で、JALやANAといった日本の大手航空会社を利用する場合、サービスの質が高く、機内食や受託手荷物が含まれているほか、シートの広さや快適さ、マイルの加算といった利点もありますが、その分、往復で5万円〜12万円ほどと料金は高めに設定されています。
予算を重視するか、快適さやサービスを重視するかによって、どの航空会社を利用するかを検討するとよいでしょう。

1ヶ月の生活費について

海外で生活するのが初めての方もいるかもしれません。あらかじめ、どのような費用がかかるのかを知っておけば、心の準備もできて安心です。ここでは、フィリピン留学中によくある生活費に関する質問をQ&A形式でまとめてみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

MIUさん

フィリピン留学の1ヶ月の生活費ってどのくらいかかる?

留学サポーター

個人差はありますが、平均で20,000円～30,000円くらいです。50,000円を超えてくると、少し贅沢に生活していると考えられます。 なぜなら、基本的に平日は学内で1日中勉強をしているので、お金を使う機会がないからです。しかし、週末の外出、外食、タクシー代、アクティビティ、携帯代などで出費があります。また、生活に必須なトイレットペーパーは、自己負担ですので注意しましょう。

SOTAさん

休日は友達と外でご飯食べたいとも考えているんだ。フィリピンの外食ってどのくらいかかる?

留学サポーター

外食はフィリピンレストランなどでは、基本的に600円以内で済みますが、韓国レストランはそれより少し高め、日本食レストランで寿司などを注文する場合は、2,000円程する場合もあります。

MIUさん

週末や休日にリフレッシュしたいな。自分へのご褒美で何かアイディアある?

留学サポーター

リフレッシュにはマッサージがとてもおすすめです!フィリピンのマッサージは日本に比べて安く、全身マッサージやフェイシャルマッサージが1,000円以内で受けられるので女性を中心とした留学生に週末のご褒美として人気です!ぜひ試してみてくださいね。

MIUさん

観光も兼ねて留学に行きたいんだけど、遊びにはいくらくらいお金かかる?

留学サポーター

買い物は物価が安いため、衣料も安いですが、ものによっては日本と金額が変わらないものもあります。観光地でのアクティビティを楽しみたい場合は、追加で予算が必要です。アイランドホッピング（ボートでの島巡り）やジンベイザメウォッチングなどの相場は、1回あたり2,000円～15,000円程度です。海や山など、観光する場所がたくさんあるので、お金を使いすぎてしまう人も多いです。思った以上に費用がかさまないように注意しましょう。

フィリピン留学では、週末に仲間と外食を楽しんだり、マッサージや観光でリフレッシュしたりなど、思い出に残る体験がたくさんできます。せっかくの留学ですから、勉強もプライベートもどちらも楽しんで、充実した1ヶ月にしてくださいね。

留学期間延長について

SOTAさん

現地で期間を延長をすることは可能ですか？

留学サポーター

結論、現地で延長することは可能！

但し、繁忙期の場合、お部屋がすでに満室の場合もありますので、ケースバイケースです。理想は、延長開始の1ヶ月前 （1人部屋であれば、2ヶ月前）のご連絡で延長の手続きがスムーズに行えます。また、現地で延長をした場合、学費の値上げがされていされている場合があります。値上げ後に、延長する場合は、新料金が適用となります。

まとめ

フィリピン留学の1ヶ月間の費用は、生活費や授業料、滞在費を含めるとおおよそ280,000円〜460,000円が目安です。生活費は節約次第で抑えることができ、現地の物価も比較的安いため、充実した留学生活を送ることが可能です。また、滞在期間の延長も可能ですが、繁忙期や学費の値上げには注意が必要です。費用計画をしっかり立て、自分に合った留学プランを検討しましょう。