フィリピン留学に持っていく持ち物はどんなものがあるのでしょうか?
必ず必要な書類関係、現地では入手しにくいもの、あると便利なグッズなど…
しっかりと事前準備をして、充実したフィリピン留学に備えましょう!
フィリピン留学の基本必需品
フィリピン留学の基本必需品は、以下3つのようなものがあります。
- パスポートとビザ関連の書類
- 航空券と旅行保険の確認
- 現地通貨とクレジットカード
フィリピン留学の必需品の詳細について順番に解説していきます。
パスポートとビザ関連の書類
フィリピン留学に必要なパスポートとビザ関連書類について確認しましょう。
・パスポート:
留学、旅行、出張など理由を問わず、日本国外へ出るときは必ず携帯が必要となります。
ビザの取得の有無に関わらず、必ず持っていきましょう。
海外での身分証明書にもなります。
・ビザ関連書類:
ビザとは上述の通り、「渡航先の国の政府が発行する、入国を許可する証明書」のことです。
国によって発行基準や手数料などはさまざまです。
一般的に取得が必要なビザの種類としては、
- 観光用
- 留学用
- ビジネス用
- 就労用(ワーキングビザ)
の4種類があります。
それではフィリピン渡航に必要なビザには、どんな種類があるのでしょうか?
実はフィリピンには14種類のビザと5種類の特別許可証があります。
今回は留学としてフィリピンに渡航する方が必要となるビザについて、ご紹介いたします!
学生ビザ
フィリピンの学生ビザ(学生査証)は、【9Fビザ】と呼ばれています。
フィリピンの教育機関で就学するためのものであり、 現地の教育機関の入学許可を取る必要があります。
しかしこれはあくまでフィリピンの国内にある大学や専門学校などに入学・就学するために必要なビザですので、語学留学生は対象ではありません。
観光ビザ
フィリピンの観光ビザ(観光査証)は、【9Aビザ】と呼ばれています。
これは、観光目的でフィリピンへの滞在期間が30日以上を予定している人が取得する必要のあるビザです。
1か月以上の語学留学を目的とする人対象なのですが、日本人はビジネス目的での滞在以外では該当せず、後述のFSC 90-13(30日間無査証短期滞在)の延長での対応となります。
・短期留学であれば、ビザ取得不要!FSC 90-13(30日間無査証短期滞在)と呼ばれています。
フィリピンは、30日以内の滞在であればビザ取得が不要です!
1か月未満の短期留学であれば手続きの必要がないので、留学準備が大幅に楽になりますね。
初めての留学でまずは1か月だけとお考えの方には、お勧めの渡航先です!
1か月以上の留学を予定している場合は、後述のビザ項目をご確認ください。
・パスポートの原本および写真ページのコピー1部
パスポートの有効期限は、6ヶ月+滞在日数以上であるよう、注意しましょう。
・オンラインビザアプリケーションシステム(OVAS)の作成
申請者の署名が入った非移民ビザ申請用紙です。
・パスポートサイズのカラー写真
3カ月以内に撮影されたものであること。OVASにアップロードされる写真は、
白もしくはオフホワイトの背景で、無表情で撮影しましょう。また眼鏡/アクセサリーは外しましょう。
・ビザ申請/発行に関わる同意書
・520円のレターパック
お届け先の記入があるもの
SSPやACR I-CARDの申請にも、パスポートのコピーと写真が必要となります。
語学留学をする際は、上述のビザの他に、以下の特別な許可証も必要となります。
・特別就学許可証 SSP(Special Study Permit)
フィリピン国内で就学するために必要な許可証です。語学学校への入学・就学をする方は必ず取得が必要で、6カ月ごとに更新が必要になります。
短期留学の場合でもSSPは必要です。
1か月以上の留学を予定している場合は、9Aビザ+SSPと覚えましょう!
・出国許可証 ECC(Emigration Clearance Certificate)
フィリピン国内に6ヶ月以上滞在した場合は、フィリピン出国の際に提示が必要な出国許可証です。6ヶ月以上の語学留学を予定している場合、こちらの取得ができないと、空港にて出国拒否をされてしまいます。長期留学をご予定の方は、忘れずに取得しましょう!
・外国人登録証 ACR I-CARD(Alien Certificate of Registration)
こちらは60日以上フィリピン国内に滞在する外国人に対し、フィリピン政府が発行を義務付けているものです。約2か月以上の滞在予定がある場合、申請が必要です。
SSP取得者はこのACR I-CARDも取得が必要ですので、留学生は必ず必要となります。
どれも留学エージェントや留学先の語学学校が代行して申請してくれる場合が多いので、確認してみましょう!
航空券と旅行保険の確認
渡航前には航空券と旅行保険の確認をしましょう。
航空券
自分で手配する場合と、留学エージェントに頼む場合があります。
一番注意すべきことは、必ず往復航空券を購入することです。
フィリピンへは、いかなる理由であっても片道航空券のみでの入国ができないため、
日本出国前に必ず帰りの便も予約しておきましょう。
旅行保険
旅行保険には必ず入るようにしましょう。
留学する期間にもよりますが、長い期間になるほど留学での滞在をカバーできる補填内容のものを選びましょう。
クレジットカードなどに付帯している保険は、旅行なら問題なくても、留学となると心許ない場合もあります。ご自身の滞在スタイルに合う保険を選びましょう。
現地通貨とクレジットカード
現地通貨とクレジットカードも必需品の一つです。このセクションでは両方用意する必要性についてご紹介します!
現地通貨
現地通貨は必ず持っていくようにしましょう。
フィリピンの通貨はフィリピン・ペソです。
観光客が訪れやすい場所はクレジットカードなどのキャッシュレス決済が可能な場所も多いのですが、個人経営の店舗や語学学校内では現金しか使えない場合も多いです。
特に、語学学校内で行うビザ手配や入学手続きにかかわる費用は現金のみ対応という場合も多いですので、注意しましょう。
クレジットカード
逆に、都市部や外国人観光客が多いエリアでは、現金が使えないケースもあります。
キャッシュレス決済やクレジットカードを用意していきましょう。
生活用品の持ち物チェックリスト
生活用品のチェックリストをみてみましょう。
絶対に持っていくべきもの、あると便利なものなどをご紹介します。
お勧めの物は、後述で理由もご説明します!
- スマホ
- 現金
- 服/靴
- 滞在先、留学先の情報
- 変圧器
- 生理用品(女性の場合)
- ジップロック
- 英語学習教材(日本語のもの)
- 筆記用具
- 小さいバッグ
- アメニティグッズ/化粧品
学習に必要なアイテム
フィリピン留学中の学習に必要なアイテムは、以下のようなものが挙げられます。
- ノートパソコンと文房具
- 辞書アプリと学習教材
- ノートと筆記用具
順番に活用法をご紹介します!
ノートパソコンと文房具
ノートパソコンと文房具は持っていくようにしましょう。
ノートパソコンは授業に持ち込みが出来ない場合も多いですが、
- 授業の復習の調べ物
- 電子辞書代わり
- メモ代わり
など、学習に活用することができます。
また留学中は娯楽も少ないため、ノートパソコンで通話をしたり映画を見るなどのプライベートに活用することで、ストレスなく過ごすことが出来るでしょう。
辞書アプリと学習教材
辞書アプリや学習教材も持っていきましょう。
紙の辞書や独立した電子辞書を持っていく必要がなく、荷物の削減になります。
学習教材も、使い慣れた物を持っていくと重宝します。
留学中は基本的に英語で英語の授業を受けることになります。
文法や単語の説明や補足など、質問が出来なかった場合は自習などで復習をすることになります。
その際、日本語の教材があると、授業に慣れないうちは理解の補助となります。
ノートと筆記用具
ノートと筆記用具は必需品です。
学校内の売店や街中でも購入はできますが、ノートやペンなどは質がかなり異なるため、日本の使い慣れた製品を使う方が煩わしさも少なく、学習に集中することができるでしょう。
健康と安全を守るための持ち物
フィリピン留学中に健康と安全を守るための持ち物は、以下の3つです。
- 常備薬と応急処置キット
- マスクと手指消毒剤
- 日焼け止めと虫除けスプレー
常備薬と応急処置キット
フィリピン留学中に健康と安全を守るための持ち物1つ目は常備薬と救急処置キットです。
語学学校内にドクタールームがあったり、病院やドラッグストアを利用することは可能ですが、
飲み慣れた薬と簡単に処置できるものがあると、大事になる前に対処することができます。
特に海外の薬は効き目が日本のものより強い場合も多いので、慣れない留学生活中に少しでも不安を減らせるよう、持っていきましょう。
マスクと手指消毒剤
マスクと手指消毒剤も便利です。
マスクは日本の方が調達しやすく、手指消毒剤も日本の携帯タイプの物があると便利だからです。
荷物としてそこまでかさばらないので、ある程度留学期間に合わせた量を持っていきましょう。
日焼け止めと虫除けスプレー
日焼け止めと虫除けスプレーも健康と安全を守るために重要です。
フィリピンは熱帯に属する東南アジアの国ですので、基本的に高温多湿です。
そのため日本にいるように過ごしていても、自然と日焼けをしてしまいやすい環境です。
また、気温が高いため常にラッシュガードを着用するのは難しいでしょう。
以上の理由から使い慣れた日焼け止めを持っていくことをお勧めします。
また高温多湿の環境なので、虫にもよく遭遇します。
肌に塗布するタイプの虫除けスプレー(中には日焼け止め成分が含まれているものもあります)を使いましょう。
また、滞在中の部屋の窓やドアのそばに設置型の虫除けグッズを付けるのもお勧めです。
快適な滞在のための便利アイテム
フィリピン留学を快適な滞在にするための便利アイテムは以下の3つです!
- 折り畳み傘とレインコート
- ポータブルWi-FiとSIMカード
- 旅行用圧縮バッグと軽量スーツケース
あると便利なアイテムの詳細をチェックしてみましょう!
折り畳み傘とレインコート
折り畳み傘とレインコートは、もしもの時のために持っていきましょう。
日傘と兼用のものですと更に便利ですし、軽量のものであればかさばりません。
フィリピンにもカラフルな傘はたくさん売っていますが、持ち歩きを考えたら日本から折り畳みを持っていく方が便利でしょう。
レインコートは傘よりも持ち歩きが便利な上、自転車に乗ったり大荷物を持つなどの両手がふさがる際に便利です。
ポータブルWi-FiとSIMカード
ご自身のスマホを持っていく場合、フィリピンで使用出来るようにするためにはいくつかの方法があります。
ポータブルWifiの場合
海外利用ができるポケットWifiの利用も便利です。日本でもフィリピンでも、空港などでその場で契約することができて便利です。しかし旅行などの短期には向きますが、留学で数週間、数か月利用するとなると割高に感じるでしょう。
SIMカード利用の場合
- 日本国内携帯キャリアの国際ローミングプランの利用
- 海外でも使える携帯のレンタルプランの利用
日本の大手携帯キャリアには、現在使っているスマホはそのままに、海外でも利用できるよう切り替えが出来るプランを用意しています。
そうしたプランに加入していれば、携帯キャリアへの連絡やスマホ上の手続きだけで、自分のスマホが海外でも使えるようになります。
海外利用適用プランには、通話とSMSのみのローミングと、データローミングの2種類があります。日本の携帯キャリアでの手配が安心という人は覚えておきましょう!
フィリピン留学中のインターネットやモバイル接続には、色々な種類があることがわかりました。全てにメリットとデメリットがあることは分かりましたが、留学生にとってお勧めのプランには、どんなものがあるのでしょうか??
フィリピン留学をする際は、「eSIM」の利用がお勧めです。
eSIMとは、従来の物理的なSIMカードとは異なり、端末(スマホ・タブレット等)の中に既に組み込まれているSIMのことです。正式にはEmbedded SIM(組み込み型SIM)と呼ばれています。
eSIMは既に端末内に組み込まれているため、従来のSIMカードのように物理的に差し込む必要がありません。そのためSIMカードの紛失や破損の心配がないのです。SIM情報を端末内にダウンロードし、通信プランをオンライン上で契約・設定するだけで利用ができるため、非常に便利なことから現在世界中で利用者が増加しています。帰国後は情報を削除するのみです。
設定も簡単で、渡航後すぐに利用できることも特徴です。
テザリングやデュアルSIM(1つの端末で、2つのネットワーク回線を利用すること)も可能です。
現在は使えるスマホが限られていることや、電話番号が使えないことなどがデメリットとしてありますが、今後は使えるスマホの種類も増えていくので、ますますeSIMの需要は増えていくでしょう!
通信機器については、こちらの記事も参考にしてみましょう。
旅行用圧縮バッグと軽量スーツケース
便利アイテムとして、旅行用圧縮バッグと軽量スーツケースを活用しましょう!
圧縮バッグは洋服やタオルなどの、主に布製品を圧縮し、収納しやすくするためのものです。
長期滞在となると洋服は多めに持っていくことも多いので、非常に便利です。
100円ショップなどにも豊富に取り揃えられていますし、多様なサイズ展開や吊り下げられるものなど、便利なものもたくさんあります。
スーツケースは軽量のものを選ぶと、飛行機に乗るときの荷物の重量オーバーになるリスクが軽減されます。
海外へ行く際はどうしても荷物が多くなりますが、スーツケースの重さもかなり影響します。
全体が金属製で、留め具も金属となると非常に重くなってしまいます。
最近は軽量素材で耐性が強く、留め具部分がジッパーになっているものも多いので、そうしたものを選んでみましょう。
どうですか?フィリピン留学の持ち物について、理解が深まりましたでしょうか。
現地で困らないように、万全の準備をしていきたいですね!
まずはお気軽にご相談ください!
サポート経験豊富なスタッフが丁寧に対応いたします。