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超短期から長期まで、留学期間に合わせたカリキュラムが豊富なのがフィリピン留学。中でも3か月の留学が、費用や効果のバランスからも人気があります。留学費用や期間がもたらす学習効果はさまざま。3か月のフィリピン留学を有意義に過ごせる方法や疑問について解説していきましょう!
フィリピン留学の概要と3ヶ月の費用内訳
フィリピン留学の概要と3か月の費用内訳は以下の通りです。
- フィリピン留学の特徴と人気の理由
- 3ヶ月留学の平均費用
- 費用の内訳(授業料、宿泊費、生活費など)
3か月留学の具体的な内訳を見ていきましょう。
フィリピン留学の特徴と人気の理由
フィリピン留学には、他国への留学と違ういくつかの特徴があります。
- 日本から行きやすい場所・時差帯にある
- コースが豊富
- 1対1レッスンやネイティブ講師レッスンなどが選べる
- 費用がリーズナブル
- 南国の陽気でリラックスした雰囲気のなか過ごせる
日本から片道5時間程度で行けるアジア圏に位置しているにも関わらず、フィリピンは本格的な英語を学ぶことができます。まるで観光に来ているかのような雰囲気が過ごすことができるフィリピンは、英語学習初心者でも安心して過ごすことができます。また欧米圏への留学に比べ費用もリーズナブルな点も、人気の理由です!
3ヶ月留学の平均費用
選ぶ語学学校のコースや宿泊施設の種類によって変動はありますが、3か月のフィリピン留学でかかる費用は、およそ40万~90万円とされています。欧米圏の語学留学となると、同じ3か月でも100万円を超える費用が発生するケースも多いので、フィリピン留学はかなり費用を抑えられることが分かります。
費用の内訳(授業料、宿泊費、生活費など)
フィリピン留学の大きな特徴の一つが、授業料の中に宿泊費や学費、一部生活費が全て含まれていることです。留学中は基本的に語学学校が運営している学生寮、もしくは契約しているホテルなどに滞在することになるため、現地での費用が明確で、費用の算出がしやすいのです!
授業のコマ数や種類がさまざまなコースを選び(授業料)、一人部屋、もしくは大人数部屋などから部屋タイプを決め(宿泊費)、そこへ共通の食費や生活雑費、航空券代やビザなどの書類申請費用を合計したものが、トータルの留学費用となります。
3ヶ月のフィリピン留学で得られる効果
3か月のフィリピン留学で得られる効果は、以下の通りです。
- 英語力の向上:リスニングとスピーキングを中心に
- 異文化理解とグローバルな視野の獲得
- 自己成長と自信の獲得
3か月間でどのくらいの効果が出るのでしょうか。
英語力の向上:リスニングとスピーキングを中心に
授業やコースの種類が豊富なことも、フィリピン留学の魅力の一つです。
初心者向けレッスン、試験対策、文法と多彩なクラスがありますが、中でも人気があるのはリスニングやスピーキングなど、英会話に直結した内容のクラスでしょう。
フィリピンは多民族国家であり、さまざまなルーツのある人々が会話ができるようにと、共通言語として英語が浸透した背景があります。そのためアジア圏の国ながら、英語留学に適しているのです。
フィリピンの英語は聞き取りやすくゆっくりなので、英会話になれていない日本人にとっても、少ない負荷で学習することができます。またフィリピンの人は明るく穏やかな人が多く、日本の文化に興味を持ってくれている人も多いため、日本人の生徒がスピーキングに慣れていない事情を汲み取ってくれています。最初は慣れなくても一生懸命話す姿勢があれば、レベルに合った学習方法で対応してもらえます!
異文化理解とグローバルな視野の獲得
フィリピンは約7,600を超える島々から成り立ち、そのそれぞれに大小さまざまな民族が存在しています。
また歴史的にスペイン人や中華系民族など、海外をルーツに持つ人々もたくさんいます。
そうしたさまざまな背景を持つ人々が一つのフィリピンという国を形成しているので、当然文化や言語、考え方は必ずしも画一的ではありません。
多民族国家であるがゆえに、それぞれの文化を尊重・理解しようという感覚と視野があるのです。
それは現代のようなグローバル社会に於いても、外国人に対する高い理解として現れています。
フィリピン留学では、こうした自分とは違うルーツや考え方の人との相互理解や広い視野を持つことの大切さを学ぶことができるのです。
自己成長と自信の獲得
自分の国にいるだけよりも、他国へ行く方が自己成長の機会は多いかもしれません。
日本の常識では測れない出来事がおこったり、全く違う風習や文化に触れて戸惑ったりすることもあるでしょう。そうした一つ一つの問題を乗り越えた先に、自己成長感じ、自分に自信を持つことができます。
フィリピンの語学学校の特徴と選び方
フィリピンの語学学校の特徴と選び方には、以下ののようなものがあります。
- スパルタ式vs.リラックス式:学習スタイルの違い
- 1対1レッスンとグループレッスンの比較
- 学校選びのポイントとおすすめの学校紹介
フィリピンの語学学校ならではの特徴について説明します。
スパルタ式vs.リラックス式:学習スタイルの違い
フィリピンの語学学校には大きく分けて、スパルタ式・リラックス式というものがあります。
それぞれの違いは以下の通りです。
スパルタ式
- 1日の授業コマ数が多い
- 門限・外泊などが厳しい
- 小テストが多い
- テスト結果によっては追加テストや課題がある
- 毎日必ず自習時間がある
- EOP(English Only Policy)を取り入れていることが多い
スパルタ式は、授業も校則も厳しい環境に置くことで、短期間でも集中して学習効果を出せるようにしているプログラムです。1日のコマ数が多い上に毎日の夕食後には必ず自習、そして1日の終わりに小テストを実施し、習得度を確認します。EOPを取り入れている学校も多く、学校内ではたとえ同じ国出身の人同士であっても母国語の使用は禁じられ、英語のみでの生活となります。
平日は授業や自習時間の多さから、外出禁止もしくは非常に早い門限が課せられており、休日においても外泊は基本的に禁止です。そのため、スパルタ式を希望する場合は、ホテル泊ではなく学生寮に入寮するのが一般的です。
一見するとかなり厳しく思えるスパルタ式ですが、その分短期間での成長度合はすさまじく、留学期間を少しでも有意義に使いたい場合はお勧めです。
リラックス式
- 1日のコマ数は自分の希望で調整可能
- 休日は門限遅めorなし、外泊可能
- 自習時間も自分のペースで
- EOPは学校による
対してリラックス式はその名の通り、スパルタ式に比べて余裕のあるスケジュールで留学ができます。
自分のレベルに合わせたクラス設定、自習もするかしないかは当日決められます。外泊も可能なので、週末は友人宅やホテル泊なども可能です。EOPは学校次第になります。海外で暮らすのが始めて、フィリピン観光をしながら過ごしたいなどの渡航目的の人にお勧めです。
また、スパルタ式とリラックス式の間の、セミスパルタ式を取り入れている学校もあります。スパルタ式ほど厳しいのは心配だけど、リラックス式よりもしっかり学習したいという人にお勧めです。
ご自身の留学目的に合わせたコース選択をしましょう!
1対1レッスンとグループレッスンの比較
フィリピン留学では1対1レッスンが充実しており、留学先をフィリピンに決める人が多い理由の一つとなっています。ご自身の希望やレベルに合わせて、1対1レッスンの割合の増減を決めることができます。
グループレッスンの生徒数が平均5-6名なのに対し、1対1レッスンはその名の通り1名のみです。
他の生徒を気にせず質問も都度できますし、会話の練習もしっかりと行うことができます。
恥ずかしがり屋の気質のある日本人にとっては、他の生徒を気にせず英会話ができるのは、心的負担が少なくて良いですよね!
また講師も一人の生徒に集中できるので、細やかな配慮や、その生徒に合ったカリキュラムを組みやすくなります。
逆にグループレッスンのメリットとしては、ディスカッションやグループワーク、ゲーム感覚のワークショップなどを通してさまざまな種類の授業を受けられることです。
留学生同士の繋がりもできやすいので、友人も作れます。
どちらもバランスよく受講し、効果的に英語力を上げたいですね!
学校選びのポイントとおすすめの学校紹介
学校は、自分の留学目的に合うところを選びましょう。
短期間でもみっちり英語漬けになりたいのに、リラックスな雰囲気の学校へ入学しても物足りなさを感じてしまいますし、逆にフィリピンや海外生活に慣れたいという目的なのにも関わらずスパルタ校に入ってしまったら、観光の時間はおろか、気持ちを安らげるのも難しくなってしまいます。
立地や価格、学校設備の良さだけで決めてしまわずに、まずは自分の留学目的を明確にしましょう。
具体的な学校選びに迷ったら、是非留学パートナーへお問合せください!
社会人のフィリピン留学:実現可能性と準備
社会人のフィリピン留学を実現させる可能性と準備について、以下のような方法があります。
- 会社を辞めずに留学する方法(有給休暇、sabbatical leaveなど)
- キャリアへの影響と留学後のキャリアプラン
- 社会人留学生の体験談と成功事例
具体的なビジョンを持ち、留学に臨みましょう!
会社を辞めずに留学する方法(有給休暇、sabbatical leaveなど)
社会人留学の場合、会社を辞めて次の仕事が始まるまでの間に留学する方が多いです。
しかし退職後の進路が不確定な場合、留学の為に退職するのは不安という方も多いでしょう。
そうした長期のまとまった時間が取りにくい日本の社会人に、フィリピン留学はお勧めなのです!
会社を辞めずに留学する場合、長期休暇と有給休暇を繋げて留学する方法があります。
8月のお盆や年末年始などに加え、数日の有給休暇を繋げると、短くて2週間前後、長くて1か月程度の休暇となります。
フィリピン留学はそのカリキュラムの豊富さから短期留学者の割合が非常に多いため、数週間の留学であっても満足のいく経験ができるでしょう。
注意すべき点としては、日本人が休みを取りやすい上記の期間はフィリピンの語学学校のピークシーズンでもあるため、追加費用が発生することがあります。そして一時的に日本人留学生の割合も上がる時期ですので、料金を抑えたい人、日本人が少ない環境で頑張りたい人などは、事前に確認してから準備をしていきましょう!
また日本ではあまり定着していませんが、サバティカル休暇(sabbatical leave)を利用して留学する方法もあります。サバティカル休暇とは、通常の年間休日や有給休暇とは別に、月単位で長期休暇を摂ることができるものです。条件は会社によってさまざまですが、バカンス文化が古くから定着している欧米では、留学や勉強、リフレッシュなどの理由で盛んに取得されています。
もしご自身の会社にサバティカル休暇の制度があれば、留学には非常に便利です。積極的に活用していきましょう。
キャリアへの影響と留学後のキャリアプラン
休暇を繋げて短期留学で集中的に英語力を伸ばせるのがフィリピン留学の魅力ですが、できればもう少し長く、しっかりと学びたいと思う方もいるのではないでしょうか。しかし3か月の留学となると、時間や費用面だけでなく、転職に際してのブランクや、キャリアアップの足枷期間になってしまわないかという不安も出てくるでしょう。
社会人が留学によって英語力だけでなく、更にステップアップできるようにするには、どうしたら良いでしょうか。
留学期間の説明
語学留学は、大学や専門学校への入学のような正規留学ではないので、履歴書の学歴欄への記載は基本的にできません。そのまま提出すると空白の期間となってしまいます。そのため、特技や備考欄にしっかりと留学期間を記載し、空白の期間を作らないようにしましょう。
資格を取る
語学留学の経験だけでは、他の人とどう違うのかの説明がしにくい場合もあります。
しかし、留学によって伸びた英語力を資格取得として形に残すことで、資格欄への記載が可能となり、英語力の証明になります。そのため、留学しただけで終わらせずに積極的に資格試験に挑戦しましょう!
英語を使う会社へ転職する
英語教育が浸透している日本であっても、仕事として英語を使える人材はそう多くありません。
語学力があるということが大きな武器になることも大いにあります。
英語力が必須である業種や職種へ転職することで、キャリアアップの道が開けるでしょう。
社会人留学生の体験談と成功事例
社会人留学生の、留学後の成功例を一部紹介します。
留学後、英語力を活かした職種へ転職
英語を使う仕事への興味はありましたが、受験以来、英語学習からは遠のいており、自信がありませんでした。今後はどんな業界であっても語学力が必要となる時代になると考え、前職の退職後、3か月のフィリピン留学へ行きました。社会人向けの実践的なレッスンを、英語学習初心者でも分かりやすく教えてもらい、自信がつきました。
帰国後は留学で得た英語力を活かすべく、TOEICのスコアを伸ばす努力をしながら、英語を使う仕事への転職活動をしました。
結果、今では元々の業界で、英語力を活かしながら働くことが出来ています。
留学した語学学校へそのまま現地で就職
英語を話せるようになるのはもちろん、いずれは海外で住む夢もありましたが、具体的な計画が立てられていませんでした。フィリピンは日本からも行きやすいし、英語が得意になればくらいの気持ちで留学を決めました。いざ滞在してみると、明るい国民性、ますます成長していく勢いのあるフィリピンに魅了され、ここに住みたい!と強く思うようになりました。
通っていた語学学校の日本人採用があると知り、そのまま就職をしました。
思わぬところで夢の海外生活が実現し、満足しています。
フィリピン留学の準備と注意点
フィリピン留学の準備と注意点としては、以下のようなものがあります。
- ビザ取得と滞在許可の手続き
- 保険加入と健康管理
- 現地での生活に関する注意点(治安、食事、交通など)
ビザ取得と滞在許可の手続き
フィリピン留学の際、準備として一番大切になるのはビザを始めとする書類の準備です。
どういった準備が必要になるのか、具体的に見てみましょう!
ビザ
→語学学校で学ぶ際は、9Aビザと呼ばれる観光ビザが該当となります。
こちらは30日以上の滞在の場合必要となりますが、滞在日が30日未満の短期留学の場合は申請不要です。
また、現地の日本大使館でも手続きができるので、留学期間の途中延長も可能です。
特別就学許可証 SSP(Special Study Permit)
フィリピンの語学学校への入学・就学をする方は必ず取得が必要です。6カ月ごとに更新が必要になりますので、留学期間を延長する場合は更新を忘れずに行いましょう。
短期留学の場合でもSSPは必要です。
1か月以上の留学を予定している場合は、9Aビザ+SSPの申請が必須と覚えましょう!
出国許可証 ECC(Emigration Clearance Certificate)
フィリピン国内に6か月以上滞在した場合、フィリピンから出国する際に提示が必要な出国許可証です。6か月以上の語学留学を予定している場合、こちらの取得ができないと、空港にて出国拒否をされてしまいます。長期留学をご予定の方は、忘れずに取得しましょう!
外国人登録証 ACR I-CARD(Alien Certificate of Registration)
60日以上フィリピン国内に滞在する外国人に対し、フィリピン政府が発行を義務付けているものです。約2か月以上の滞在予定がある場合、申請が必要です。
SSP取得者はこのACR I-CARDも取得が必要ですので、留学生は必ず必要となります。
これらの手続きは留学エージェントや語学学校と通してできるものも多いので、相談しましょう!
保険加入と健康管理
保険は、留学生活もカバーできるものに加入するのが良いでしょう。クレジットカードに付帯している海外旅行用のものもありますが、留学となると心もとない場合もあるからです。
また現地で病院にかかることがあると、健康上・費用・学習の進捗など、心配事も出てきます。
なるべく病院にかからないような生活を心がけましょう。
生水、生ものは食べない、冷房対策に羽織れる洋服を準備する、治安や交通に不安のある場所には近づかないようにするなど、対策をしましょう。
現地での生活に関する注意点(治安、食事、交通など)
治安
世界の治安ランキングから見ると、フィリピンは163ヵ国中125位となります。ちなみに1位がアイスランド、163位がアフガニスタン、日本が10位という結果です。日本人が行く機会の多いアメリカは、129位です。
アジア圏内の治安ランキングでは、フィリピンは47カ国中33位です。37位のインドより安全性が高く、30位のタイよりは低いという結果です。
日本と比較すると、滞在中は意識して過ごす必要がありますが、日本人が行く機会の多い国でフィリピンより治安が悪い国も多いので、しっかり防犯意識を持てば問題なく生活できます。また、国内でも治安が比較的良いエリアと、不要不急の渡航は控えるべきエリアの平均から算出しているので、一概にフィリピン国内の全てのエリアの治安に懸念があるわけではありません。セブやクラークなどのリゾートエリアや特別区といった、観光客が多いエリアは比較的治安が良く、マニラなどの都市部の一部エリアは軽犯罪が多いエリアもあるので、出歩く人数や時間帯には気を付けましょう。また、ミンダナオエリアやパラワン島南部等は、テロ組織が多く、日本の外務省からも、不要な上陸は中止の勧告がされています。そのため、フィリピン国内旅行の際も、行き先から外すのが得策です。
食事
フィリピンは日本と同じアジア圏ですが、食事の雰囲気はかなり異なります!
揚げ物や甘い味付け、酸っぱい味付け、春巻きや焼きそばなどの中華料理が基となっているものなど、異国の雰囲気を感じられます。しかし衛生環境が日本とは違いますので、むやみに生ものや生水を口にするのは控えましょう。屋台での食事も楽しいものですが、なるべく観光客に人気のあるお店を選ぶなどしましょう。学校内や寮内の食事、レストランや外資チェーンなどの店舗は、比較店安心して食事することができます。
交通
留学生が行動するにあたり、よく利用するのは、タクシー、バス、電車(マニラ)などになるでしょう。
バスや乗り合いバスなどは時間もまちまちな上、安価でさまざまな人が乗車するため、できるだけ大人数で利用するか、利用を控えましょう。電車はマニラのみですが、バスと状況が似ているうえにラッシュアワーは非常に混雑した満員電車となるため、配車アプリなどで手配したタクシーを利用するのが無難です。
学生寮やホテルから学校が近いため、平日はあまり交通機関を利用する機会がないかもしれませんが、休みの日に街へ行ったり観光する際は、気を付けましょう。
どうでしょうか。フィリピン留学について、イメージはついたでしょうか。3か月間の滞在となると、書類も準備が必要な物も、短期留学より増えます。自分の留学の目的と照らし合わせ、しっかりと準備を進めましょう。
留学パートナーは、留学の目的に合わせたプランや学校を紹介中です。是非、お問合せください!
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