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語学留学先というと、欧米圏の昔からメジャーな渡航先が選ばれていました。当然そうした渡航先の良さや留学メリットは今でも変わりません。しかし、近年では日本人が選ぶ留学先の国やエリアの種類もかなり増えました。費用の負担や学習内容、現地文化など、さまざまな観点から選択肢が広がり、自分に最適な留学先を見つけやすくなっています。
この記事ではそうした留学先の中でも、特に費用がお得に留学できる国について紹介していきます!
英語留学の人気国と費用比較
語学留学の人気国と、費用の比較をしてみましょう。
- 英語圏の主要留学先と概算費用
- 物価の安い英語圏の国々
- 円安の影響と留学費用の現状
どんな留学先があって、費用はどれくらいなのか、みていきましょう。
英語圏の主要留学先と概算費用
まず、以前からよく選ばれている英語圏の留学先についてです。
3か月の留学をした場合の学費・宿泊費・生活費の概算を紹介します。
- カナダ バンクーバー:約120万円~180万円
- オーストラリア メルボルン:約90万円~160万円
- アメリカ ハワイ:約70万円~150万円
- ニュージーランド オークランド:約70万円~120万円
- イギリス ロンドン:約45万円~120万円
通う学校の学費やプログラム、宿泊先の種類によって変動はあります。ただし、日本からのメジャーな留学先であっても、100万円は超える予算を準備する必要がありますね。
物価の安い英語圏の国々
近年は上記のようなメジャーな英語圏の留学先に加えて、比較的安価でも上質な語学学習が叶うという理由で留学する人が増えている渡航先がいくつかあります。
- フィリピン
- マレーシア
- インドネシア
- 南アフリカ
- マルタ
- アイルランド
国名を見て、なるほど確かに穴場かも!と感じる渡航先もあれば、ここで英語留学ができるの?と少々意外な印象を受ける国もありますね。いわゆる英語ネイティブと言われている国以外でも公用語に英語を使っていたり、英語が浸透し、日常的に話されている国も多くあります。そうした国の中で、語学留学先として体制が整っていて、受け入れができている国が、安価に語学留学が叶う国として注目を集めています。
円安の影響と留学費用の現状
昨今の急激な円安の影響で、日本人が海外旅行へ行ったり、海外製品を購入したりする場合、非常に高額になってしまっています。当然、留学にかかる費用も以前より高くなっていて、更に英語留学先としてメジャーな国は日本よりも物価も高い状況となっています。そのため、メジャーな国々への留学はしにくくなっています。
一方で、円安の影響を受けにくい、学費や物価が安い留学先の人気が上がっているのです!
最も安い英語留学先として注目の国々
近年、最も安い英語留学先として注目されていく国々があります。
- フィリピンの英語留学事情
- マレーシアで英語を学ぶメリット
- 南アフリカの英語教育と留学費用
欧米圏以外の今熱い留学先を紹介します。
フィリピンの英語留学事情
安価に留学できる留学先として有名なのがフィリピンです。フィリピン留学の広告や、実際に行った人を見かけることはよくあるかもしれません。近年では英語留学先として日本で非常にメジャーな渡航先となりました。
フィリピンの物価は日本の2分の1から3分の1、学費の中に宿泊費や生活費が含まれており、語学学校の運営する学生寮に滞在しながら食事も提供してもらえます。また第二公用語が英語のため英語普及率が高く、アジア圏ながら質の良い英語の授業が受けられます。勉強に没頭しやすい環境で渡航費の計算もしやすく物価も安い。更には短期留学であっても確実にスキルアップできるようなプログラムが豊富です。
このような事情から、フィリピン留学は選ばれているのです。
マレーシアで英語を学ぶメリット
フィリピン留学のメリットが注目されてから、他のアジア圏での英語留学についても注目が集まっています。その一つが、マレーシア留学です。
マレーシアもフィリピンと同様、学費や物価が欧米圏留学の半額程度、物価も日本の2分の1程度と、安価に留学することができます。またマレーシアも多民族国家のため、国民間での共通言語として英語が普及しています。近代の急激な発展から、日本を含む外国人も多く流入しているため、街には活気があり、日本での暮らしに近い生活も可能です。
南アフリカの英語教育と留学費用
日本からの留学先としてそこまでメジャーではない南アフリカですが、こちらも英語留学先として候補に入れても良いでしょう。
南アフリカはアフリカ大陸の最南端。歴史的背景から、ヨーロッパにルーツのある人々も多いです。そのため公用語は英語です。留学する場合はヨハネスブルグやダーバンなどの都市部への滞在となりますが、それらの都市は非常に発展していて、暮らすのに不便を感じることはないでしょう。物価は日本と同等か2分の1程度です。欧州から研究目的で渡航する人も多いため、教育水準が高い国としても有名です。また大きな特徴として日本人が少ないことが挙げられます。あえて日本語が通じにくい環境に身を置くことは語学力向上には大切な要素の一つなので、そういった意味でも南アフリカへの留学は有意義なものになるでしょう。
しかし、決して治安が良いとは言えない国ですので、留学する際は十分に注意しましょう。
安価な英語留学を実現するための戦略
安価な英語留学を実現するための戦略を練っていきましょう。
- オンライン留学の活用
- ワーキングホリデーを利用した留学
- 短期集中プログラムの選択
お得だけれど、英語学習効果が高い方法について紹介します。
オンライン留学の活用
お得に留学できる国が増えているとはいえ、それでもそれなりのお金と時間が必要になります。
仕事も休めないしなかなかまとまった費用も捻出しにくい・・そんな時は、オンライン留学をお勧めします。
オンライン留学とは、ウェブ上で他国の学校のレッスンを受けたり、さまざまな人と交流したりするものです。外国への渡航や移動をせず、自宅から行うことができます。費用も学費のみで(オンライン用に安価の場合もあり)、宿泊費や生活費もかからず、煩雑な手続きも不要です。
さまざまな種類の授業を受けることができるうえ、時間の調節もしやすいことが魅力です。
ワーキングホリデーを利用した留学
留学生用のビザで渡航すると、現地では就学のみしか認められず、アルバイトを含む就労は不可という場合も少なくありません。ワーキングホリデーとして渡航すれば、仕事をしながら学校に通うこともできるため、ワーキングホリデーの受け入れが盛んな国への渡航が人気という背景があります。
短期集中プログラムの選択
費用も時間もかけるのが難しい、だけどやはり現地で生の英語に触れて学びたいという人も多いでしょう。そうした場合、フィリピン留学で有名な、短期集中プログラムがお勧めです。フィリピンの語学学校は授業の種類やプログラムが豊富で、短期間の留学でも成果ができるように組まれているものが多くあります。中でもスパルタ式という、1日の授業数や小テストが多く、門限や外泊に厳しいスタイルのプログラムもあります。短い期間でも確実な成長を望む人にお勧めです。
円安の中でも留学費用を抑える方法
留学費用を抑えながら渡航する方法について、以下のような方法があります。
- 奨学金や助成金の活用
- 為替変動のリスクヘッジ
- 現地でのアルバイトや生活費節約術
円安状況の中でも充実できる留学方法についてご紹介します。
奨学金や助成金の活用
奨学金や助成金などを活用し、留学をする方法があります。
主に学生の方向けのものがほとんどではありますが、機関や自治体によって、返済があるものとないものの両方の奨学金のご案内があります。
機関は決まっていますが、条件を満たせば受けられるので、是非お住まいの自治体や機関を調べてみましょう。
為替変動のリスクヘッジ
為替変動のリスクヘッジを考慮することも大切です。
留学費用は学費や宿泊にかかるものなど、基本的に現地の外貨建てで計算します。
そのため、日々変動する為替の影響をダイレクトに受けてしまいます。
近年は円安状況が続いている上、急激にその値が変わることも珍しくありません。
フィリピンの語学学校の中には、請求を日本円でしてくれる学校もあります。
そうした日本円に優しい学校やエージェントを選ぶことも、留学費用をお得にする方法の一つです。
現地でのアルバイトや生活費節約術
アルバイトなど、現地で働きながら留学する方法もあります。
留学として学生ビザで渡航するのではなく、ワーキングホリデーやインターンシップとして渡航すれば、語学学校に通いながら働くこともできます。
国によっては週に働ける時間が決まっていたり、学生ビザでの就労自体禁止の国もあります。
渡航目的の主軸を就労にすることで、フルタイムで働きながら、合間の時間に語学学校に通うという生活スタイルも可能です。
また、生活費を節約し、出費を抑えるという方法もあります。
渡航先に国によりますが、欧米圏は日本よりも物価が2倍~3倍であることがほとんどです。
そのため、外食メインの生活をするとどうしても生活費がかさみます。
そこで、自炊をしたり、外食であれば量が多めのものをテイクアウトし、2食分にするなどの工夫ができます。
フィリピンなどのアジア圏への留学であれば、物価は日本の2分の1~3分の1程度です。
学費の中に宿泊費、食費が含まれているので、さらにお安く滞在が可能です。
生活を工夫し、お得な留学ライフを送りましょう。
安さだけでなく、質も考慮した留学先選び
安さだけでない、注目ポイントについてご説明します。
もちろん費用面だけでなく、留学先の質も大切です。
教育の質と費用のバランス
低予算でも留学ができるからといって、お金も時間も無駄にはしたくありませんよね。
費用をかけるほど質に比例するわけではありませんが、低予算でかなう留学はまだメジャーでないこともあり、よく調べずに進めてしまうと、決して満足のいくプランが立てられないこともあるようです。
今や留学先としてメジャーとなった渡航先であれば留学の雰囲気や予算感などは調べることができます。少し穴場なマイナーな就学先へ行く場合は、留学エージェントへ問い合わせるようにしましょう。
将来のキャリアを見据えた留学先選択
将来のキャリアを見据えた留学先を選択することも大切です。
留学先の選択肢が豊富な今、価格だけでなく、将来のご自身のキャリアアップに繋がるところを選びたいですよね。
価格やビザの関係から、1日中みっちりと授業を受けたり、マンツーマンレッスンなど、内容の濃い授業が受けられるフィリピンなどのアジア圏の留学では、早期の資格取得を目指し、たくさん勉強したい人にお勧めです。
仕事上で欧米圏との取引が多く、ネイティブ英語や英語圏の人々の文化・感覚を身に着けたいという人には、アメリカやオーストラリアなどの欧米圏の留学が向いているでしょう。
ご自身の状況や目標に合わせ、留学先を選びましょう!
安全性と生活環境の重要性
安全性や生活環境も、留学生活を考える際には重要です。
合わない環境で過ごしたり、不安を抱えすぎると、勉強にも影響が出てしまうからです。
日本人が留学先として選ぶ都市は基本的に外国人や観光客も多い都市ですので、最低限の注意を払えば問題ないのですが、治安や過ごしやすさを重視する場合は、以下をご参考ください。
治安が比較的良い、お勧めの留学先の都市
アメリカ:ハワイ、本土北部エリア
オーストラリア:シドニー、ケアンズ
カナダ:全般
フィリピン:セブ、ダバオ
生活環境が日本人にとって過ごしやすい、お勧めの留学先の都市
アメリカ:ハワイ
オーストラリア:シドニー
カナダ:バンクーバー
フィリピン:セブ
ご自身の希望に合う都市を見つけましょう!
最新の英語留学トレンドと費用対効果
最新の英語留学トレンドと費用対効果について、以下の3つの観点から説明します。
- 新興の英語留学先国の動向
- テクノロジーを活用した新しい留学形態
- 費用対効果の高い留学プログラムの特徴
新しい留学のあり方について、考えてみましょう。
新興の英語留学先国の動向
新興の英語留学先の動向は、どうなっているのでしょうか。
アメリカやオーストラリアなど、従来の英語ネイティブの欧米圏への留学だけでなく、今は以下のようなあらゆる留学先の選択肢があります。
- フィリピン
- マレーシア
- インドネシア
- 南アフリカ
- マルタ
- アイルランド
これらの国々が選ばれている理由は、世界的な物価の上昇や為替の変動などで、少しでも経済的な留学先が選ばれる傾向にあるためです。
しかし、お得に英語が学べればどの留学先でも良いというわけではありません。
価格ももちろん大切ですが、それぞれ話される英語のニュアンスが違ったり、学べる内容が異なります。
ご自身に合った留学先が選べるよう、エージェントに相談してみましょう。
テクノロジーを活用した新しい留学形態
テクノロジーを活用した新しい留学形態もあります。
コロナ渦以降、自由に海外へいけない状況が続きました。それを受け、実際に留学しなくても語学学習ができる方法が数多く現れたためです。
オンライン留学などがその一例で、実際の海外の学校の授業が自宅にいながら受けられたり、忙しい社会人にとっても学習しやすいものも多いです。
現地へ行って生活しながら学べることが一番ですが、ご自身の生活スタイルに合わせた選択肢を取るのも良いかもしれません。
費用対効果の高い留学プログラムの特徴
費用対効果の高い留学プログラムにはどんなものがあるでしょう。
費用対効果(コストパフォーマンス)が良いというのは、
「この学習内容を考えたら価格的にお得」と感じられるものを指します。
フィリピン留学を例に出しますと、従来の欧米への留学とフィリピン留学では費用が半額程度で済んだり、欧米圏では半日レッスンが一般的なのに対して、1日中レッスンを受けることが可能です。
マンツーマンレッスンなどの内容の濃い授業も多いため、非常に費用対効果の高い留学と言えるでしょう。
フィリピン留学の安さだけでない魅力についてお話ししてきました。
想像以上にできることが多く、びっくりされたかもしれません。
目標が明確であれば、フィリピン留学中に得られるものはたくさんあります。
詳細は是非、留学パートナーへ!
まずはお気軽にご相談ください!
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