フィリピンの首都であり、最大の都市であるマニラ。フィリピン留学を考える際、まず最初に気になる渡航先です。
今回は、そんなマニラ留学について詳しくご紹介します!
マニラ留学の魅力と概要
マニラ留学の魅力と概要について、以下のようなものがあります。
- フィリピンの首都マニラの特徴
- マニラが選ばれる理由
- 留学に最適な時期と期間
マニラ留学の基本的な情報をお伝えしましょう。
フィリピンの首都マニラの特徴
フィリピンの首都マニラには、どんな特徴があるのでしょうか。
- 正式名称はメトロマニラ(Metro Manila/マニラ首都圏)
- 人口約1,348万人(2020年時点)
- 面積636㎢
- フィリピンの首都であり、最大の都市
- スペイン統治時代の面影と超高層ビル街の両方を併せ持つ
- 国内外からたくさんの人が流入している
日本人にも聞きなじみのあるマニラ市は、このメトロマニラの17の行政地区の一つです。マニラ市のようなスペイン統治時代の面影のある街というイメージが強いですが、近年は急激に発展しており、高層ビルが並ぶ国際的なエリアも多く存在しています。
観光目的だけでなく、留学やビジネス目的で人が国内外から流入する大都市です。
マニラが選ばれる理由
マニラが留学先として選ばれる理由は何でしょうか。
上述の通り、フィリピンを代表する大都会ならではの魅力があるからです。
具体的には、
- 大都会のため、講師やクラスの質が高いものが集まりやすい
- 世界の大都市と同じような文化水準で生活ができる
- フィリピンの過去から現代までの文化が感じられる建物や観光地が多い
- フィリピンには珍しく、鉄道がある
などがあります。
大都市らしい様相とフィリピンのノスタルジックな雰囲気が混ざった独特の空気の中で、マニラならではの体験ができるのが、マニラ留学の大きな魅力の一つなのです。
留学に最適な時期と期間
マニラ留学に最適な時期や期間はあるのでしょうか。
時期としては、
- 気候的なベストシーズンは12月~5月
- 留学費用をお得に渡航できるのは、夏休みや春休み以外の時期
となります。
フィリピンは熱帯に属するいわゆる南国で、季節は雨季と乾季に分かれます。
12月~5月は乾季の時期で、降水量が少なく快適に過ごせるため、旅行目的でも人気の時期です。
留学中の観光も、楽しく過ごせるでしょう。
留学費用の面から考えると、夏休みや進学シーズンである8月や3月は留学希望者が多く、費用が高いハイシーズンとなります。この期間を避ける方がお得に留学ができます。
留学にお勧めなのは、長くて6か月程度までの期間です。
フィリピンは元々短期留学先としてお勧めの留学先のため、短い期間でもしっかりと学習効果を上げる方法に特化しています。そのため忙しい社会人や学生が、長期休みや転職の合間に留学することが多いのです。
ご自身の予定と希望をすり合わせ、留学時期や期間を決めていきましょう。
マニラ留学の具体的なメリット
マニラ留学の具体的なメリットについて紹介していきます。
- グローバルな環境で学べる
- ビジネス英語が学びやすい環境
- 都市型留学ならではの魅力
マニラならではの留学のメリットは、どんなものがあるのでしょうか。
グローバルな環境で学べる
マニラ留学はグローバルな環境です。
フィリピンで一番の大都市フィリピンには、世界中からたくさんの人々が訪れます。
それは観光客やビジネスパーソンだけでなく、留学生にもいえます。
フィリピンへの留学は世界的に人気ですが、有名な観光エリアなどでは日本人留学生の割合がとても高くなります。
マニラは大都市なので、留学生も様々な国から集まってきます。
あまり日本人がいない環境で留学を頑張ってみたいという方には、お勧めなのです。
ビジネス英語が学びやすい環境
ビジネス英語が学びやすい環境でもあります。
上述の通り、マニラへは観光客、留学生、ビジネスパーソンなど、たくさんの外国人が訪れます。
それはマニラが近代的な大都市としての機能を大きく果たしているからでしょう。
特に近年発展を遂げているBGC(Bonifacio・Global・City/ボニファシオ・グローバル・シティ)などのエリアは、外資系企業のオフィスや各国からの駐在員が暮らしています。
そのためビジネスの中心街としてどんどんと洗練されていくマニラでは、講師のレベルも高く、ビジネス英語に特化したコースの内容も充実しています。
日常会話や学生の域を超えた英語を学ぶ場合も、マニラ留学はお勧めです。
都市型留学ならではの魅力
都市型留学ならではの魅力もあります。
具体的には、
- 出会う人々の数、種類共に多く、刺激を受けあえる
- 街に出れば、最先端のものから歴史を感じるものまで、観光する場所がたくさんある
- 交通の便が良い
- 物、コトの選択肢が多い
- 外国人にも過ごしやすいお店や施設が多い
- 人々の考え方が多様
などがあります。
他の国の大都市と同じく、人や物、コトの種類が豊富で選択肢が多いことが特徴です。
留学中はたくさんの経験をしたり、刺激を得ることが成長のきっかけになったり、ストレス発散となる人にとって、マニラ留学はうってつけでしょう。
マニラ留学の具体的なデメリット
逆に、マニラ留学のデメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
- 大都市特有の治安への不安
- 物価や生活費の高さ
- 通学時の交通渋滞の課題
メリットと合わせて比較してみましょう。
大都市特有の治安への不安
大都市特有の治安への不安というのは、マニラにもあります。
マニラは国外からだけでなく、国内のその他島々の地方から、仕事を求めて人が移動してきます。
経済状況も人によって異なり、そうした背景から、治安への懸念があるのです。
具体的には、
- ホームレスが多い
- スラム街や治安の悪いエリアが点在している
- スリや置き引きなどの軽犯罪が多発している
- 夜間の一人行動は基本的に不可
などがあります。
どれも対策次第では問題なく滞在できますが、こうした懸念点があることは頭に入れておきましょう。
物価や生活費の高さ
物価や生活費の高さの問題もあります。
基本的にどの国であっても、都市部と地方では物価や生活費に差はありますが、フィリピンは特に顕著です。
フィリピンの地方とマニラでは物価に大きく差があり、マニラではお店によっては日本やその他先進国とあまり変わらない値段とクオリティの商品を出すところも珍しくありません。
しかし基本的には日本の2分の1程度の物価や生活費なので、それでも過ごしやすい方ではあるでしょう。
ただ、フィリピンの地方部の中では物価が高いセブ島エリアでも、日本の3分の1程度の物価ということを考えると、やはりフィリピン国内に限っては、マニラは何事も金額が高めのエリアといえます。
通学時の交通渋滞の課題
交通渋滞は、マニラの大きな課題です。
タクシー、バス、電車、乗り合いタクシーなど、様々な方法で移動ができるマニラですが、マニラ近郊はいつでも道路が渋滞しています。特に通勤・通学のラッシュ時は、ほとんど車が動かないような状態になることもあります。観光であっても移動には苦労する場合があります。
マニラの語学学校は、学校の同じ敷地内、もしくは隣接した場所に、学校運営の学生寮、もしくは提携のホテルがあり、留学中はそこに滞在することが一般的です。
そのため、マニラの交通ラッシュにはまってしまい、通学に苦労するということはあまり起こりません。
交通事情に課題のあるマニラですが、少なくとも授業のある日は安心ですね。
マニラの語学学校選びのポイント
マニラの語学学校選びのポイントには、どんなものがあるのでしょうか。
- 信頼できる学校の見極め方
- カリキュラムと講師の質をチェック
- 施設・設備の確認ポイント
詳しく見ていきましょう。
信頼できる学校の見極め方
信頼できる学校を見極められるようにしましょう。
マニラは留学先として人気のあるエリアですので、実にたくさんの語学学校が存在しています。
充実した留学ができる学校はたくさんありますが、中にはもう少し吟味すれば良かったと思ってしまうこともあるでしょう。
見極め方としては、
- 語学学校のポリシーや特色がしっかりとあるか
- 学びたい内容に特化したコースが用意されているか
- 相談できるコーディネーターは常駐しているか
などがあります。
学校のポリシーは必ず学校の運営に反映されています。
生徒のことを考えているかどうかは、プログラムや講師の管理にも現れますので、留学の目標を立てたら、それを叶えてくれる学校という視点で探すと、見つけやすいです。
また、日本人のコーディネーターが常駐している学校も、相談がしやすくてお勧めです。
学校選びは慎重に行いましょう!
カリキュラムと講師の質をチェック
カリキュラムと講師の質をチェックすることはかなり大切です。
具体的には、
- 講師の質はある程度均一か
- 勤務歴が長い人はどれくらいいるか
- 講師の質を保証する賞などを獲得しているか
- 講カリキュラムの開講状況を確認する
などが挙げられます。
講師によって質は多少異なるものではありますが、ある程度均一だと感じられれば、採用基準や管理に力を入れている学校であるということになります。
また、勤続年数が長い講師の割合が多いと、講師にとっても良い学校であり、雰囲気の良さを感じられます。
カリキュラムに関しては、受講希望者が少ないと開講していない場合もあります。興味を持った授業がきちんと開催されているかは確認しましょう。
一つの側面から判断は難しいかもしれませんが、自分に合う学校かどうかは、講師の雰囲気からなんとなく分かる場合もあります。充実した留学生活を送るためには、大切な確認事項です。
施設・設備の確認ポイント
施設・設備の状況を確認することはとても大切です。
学校の雰囲気や真剣度合いは、そうしたところにもしっかりと現れるからです。
具体的には、
- セキュリティはしっかりしているか
- 施設の清潔感は保たれているか
- 学生寮の部屋の清掃は定期的に行われているか
- スポーツジムなど、生徒の健康を考えた施設があるか
- 食事内容に気配りが感じられるか
などがあります。
施設・設備の状況は、学校の雰囲気を知るのに大事な要素ですが、実際に行ってみないと分からないこともあります。この2点に関しては、口コミなどで調べてみましょう。
留学エージェントに相談してみるのも良いでしょう。
快適な学習環境は、授業や自習の集中力にも影響します。ご自身が絶対に譲れないポイントをきちんと定めておきましょう。
留学生活を充実させるためのアドバイス
留学生活を充実させるためのアドバイスは、以下の通りです。
- 効率的な学習方法とスケジュール
- 放課後の過ごし方と注意点
- 現地でのネットワーク作り
有意義な留学が出来るための方法をご紹介します。
効率的な学習方法とスケジュール
まず、効率的な学習方法とスケジュールを最初に組み立てると良いでしょう。
授業で学んだことを補う動きが出来ると、学習効率が上がります。
例えば、
- ご自身が受講する授業のコースの内容とスケジュールを把握する
- 授業の前に軽く予習をし、分からない箇所にあたりを付ける
- 授業が終わった後、講師に質問や補足を学びに行く
- 復習をし、身に付ける
- 余裕があれば、関連する別の単語や表現を調べてみる
などがあります。留学中の自己学習なので、授業の内容に関連した学習方法を取り入れると、理解がスムーズなうえ、講師への質問もしやすくなります。
理解が進むと、授業中はリスニングやスピーキングなどの実践的な学習に注目できますので、この勉強方法はお勧めです。
少しずつご自身の学習スケジュールが立てられると良いでしょう。
放課後の過ごし方と注意点
放課後の過ごし方にも工夫があります。
フィリピンの語学学校は基本的に、授業は半日ではなく1日あることが多いです。その後、ゆっくり疲れを取るのも良いのですが、学んだことを忘れないように自習することをお勧めします。
学生寮の自室でも可能ですが、学内には自習室があり、生徒であれば利用することができます。
スパルタコースなど、強制自習時間があるコースを受講している場合はもちろん、強制自習時間がないコースを受講していても、自習は毎日行うことをお勧めします。
学内の共有スペースにある自習室は、私語はもちろん、EOP(English Only Policy/英語以外の会話禁止)エリアにある場合もあります。
静かに、他の方も気持ちよく使えるように注意して利用しましょう。
放課後を有効活用できると、留学中の学習効果も向上します。
現地でのネットワーク作り
現地でのネットワークを積極的に広げてみましょう。
授業や机上での学習は基礎として必要不可欠ですが、英語力は実践を重ねることが一番の上達に繋がるからです。
具体的には、
- 留学生同士で仲良くする
- 学校の講師と交流を深める
- 学校主催のイベントや、外部ボランティアに参加する
などがあります。
異国の地で出会って一緒に学んだ留学生仲間は一生の友達になることも多いです。世界中から来た、様々な価値観の人々と仲良くし、知見を広げましょう。
学校の講師や、外部ボランティアで会う人々は、マニラ現地の人々です。フィリピンやマニラのことをより深く学ぶ機会が持てます。
留学をただの英語学習の場にせず、広義に自分の経験や知識を広げられるようにしましょう。
マニラ留学についてご紹介してきましたが、いかがでしたしょうか。
フィリピン留学の中でも様々なことを経験できる機会が多いのが、マニラ留学です。
限られた時間を充実して過ごせるよう工夫し、有意義な留学にしてくださいね!
まずはお気軽にご相談ください!
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